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「若い子が一生懸命練習している姿を 見るのが一番好き」 ISPSアンバサダー・ジャンボ尾崎の生きがい

「ISPS HANDA医療従事者応援 ジャンボ尾崎記念チャリティトーナメント」

2020年9月14日〜15日

千葉県:GOLF5カントリーオークビレッヂ

Text & Photo/Eiko Oizumi

表彰式でスピーチをするホストの尾崎将司(中央)。大会副会長も務めた。

 「ISPS HANDA医療従事者応援 ジャンボ尾崎記念チャリティトーナメント」のホスト役として大会を盛り上げた尾崎将司。当初自身も出場の予定だったが、背筋痛のため欠場。だが、ISPSアンバサダーとして、大会副会長として、若手を前に熱い思いを語り、会のムードを引き締めた。

「このゴルフというスポーツはギャラリーがいないとね。本当にそれはつくづく思い知らされます。今回はこういう形でレギュラーツアーの人間が医療従事者に少しでも協力できれば、ということで開催しました。男子の強さ、迫力は我々男子じゃないと表現できない。女子はすでに5〜6試合やってるけど、男子は国内で1試合しかやってない中で、チャリティトーナメントを開催できて嬉しく思います。ISPSの半田会長の絶大なる協力がなければ実現できませんでした。選手を代表してお礼申し上げます」

 現在、女子ツアーは「日本女子プロ選手権」ですでに5試合を消化しているが、一方男子ツアーの国内戦は「フジサンケイクラシック」の1試合のみ。次戦は10月の「日本オープン」まで試合がない状態が続いている。ジャンボはこの現実を「女子は2億円以上の試合が3試合だよ!これは異常だ。スポンサーはゴルフを愛してくれている人がなるんだろう?ということは男子のことだって考えてくれてもいいわけだろう?」と疑問を投げかけた。

 もともとジャンボ自身も今年は「中日クラウンズ」「ANAオープン」「ダンロップフェニックス」の3試合の出場を予定していたが、そのうちすでに2試合はコロナウイルスの影響で中止になってしまった。残るは「ダンロップフェニックス」だけだが、今年は「出場しないだろうね」と語る。「中日クラウンズ」に向けて1〜2月はトレーニングを積み、出場に向けての意欲はあったが、今はトレーニングや練習をする気力も湧いてこないという。コロナウイルスはジャンボのゴルフへの情熱も奪い、今年は5月以降、一度も球打ちをしたことはなく、1ラウンドもプレーしたことがないそうだ。プロデビュー以来、無試合に終わる年はなく、球打ちをしない年もなかったという。

「今年は(試合に戻ることは)ないかな。来年はどうなるか様子を見ながら……。勝負の神様が俺のことを見捨てているんだ。興味も持ってくれてないんだから。それは当然だと俺も思うから、喧嘩もできない。ゆっくり考えるよ」

 自身のゴルフについては「あまり聞かないでくれる?」と苦笑いを浮かべながら記者たちの取材に答えたが、現在の彼の生きがいは、「ジャンボアカデミー」で若手ゴルファーたちを育成することにある。手取り足取り教えることはしないが、練習場の草刈りをすることで若者たちに最高の練習環境を整えてやり、中途半端な練習をしていたら“雷を落とす”という練習場の管理人、親父役に徹している。アメリカではゴルフ場の最もいい場所に練習場があり、ボールは打ち放題、最高の練習環境が整っているというが、日本ではまだまだそのようなところは少ないと語る。

「日米の練習場の環境の差は確かに大きい。だがうちはそういう意味ではそんなに環境的には悪くないと思うよ」

 今期すでに2勝を挙げるスーパールーキー笹生優花も時々練習に訪れるというジャンボアカデミーの練習場。若者たちがそこで一生懸命練習する姿を見るのが、一番好きだとジャンボ。今回のチャリティトーナメントには10人のジャンボアカデミー生が出場したが、「もっと期待してたんだけど、大した成績をあげられなくて、おそらく後で私にだいぶ怒られるでしょう(笑)」と笑っていた。

記者会見に応じるジャンボ尾崎。今大会は大会副会長として会を盛り上げた。
ジャンボ尾崎の記者会見には大勢のメディアが集まった。
スタート前の谷口拓也(右)と談笑する尾崎将司(左)

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