「ISPS HANDA医療従事者応援 ジャンボ尾崎記念チャリティトーナメント」
2020年9月14日〜15日
千葉県:GOLF5カントリーオークビレッヂ
ISPS専属契約プロの谷原秀人が優勝!
「今日みたいにかみ合えば、いいスコアが出る自信がある」
Text & Photo/Eiko Oizumi
現在までのところ、国内では「フジサンケイクラシック」1試合の開催にとどまっている男子ゴルフツアー。だが、ISPSがこのたび新型コロナウイルス感染者の治療に昼夜あたる医療従事者への応援のため、ISPSアンバサダーの尾崎将司の名前を冠し、男子プロによるチャリティトーナメントを開催した。
優勝したのはISPS専属契約選手の谷原秀人。ツアー優勝は2016年の「HEIWA・PGM選手権」以来、未勝利だが、今大会は非公式戦ではあるものの久しぶりの勝利に笑みがこぼれた。
「2日間の試合ですが、今日もパターがそこそこ入ってくれて、バーディパットも近くに付けられたので良かったです」
最終日の2日目は最終組から9組目のスタート。首位の増田伸洋らとは4打差ついていたが、前半を3バーディノーボギーで折り返すと、後半でバーディを量産。6バーディ、1ボギーのハーフ30を叩き出し、トータル63の好スコアをマークした。
「昨日、ちょっとドライバーを調整して、アイアンが良かったので1ピンにつけることが多かったのでラクでしたね。もっと後ろが伸ばすとは思っていましたが、終盤はピンポジが難しいので伸びないだろうな、とは思っていました。プライベートラウンドではいいスコアが出ていたので、今日みたいにかみ合えばいいスコアが出る自信があります。マネージメントを考えなければいけないんですけど、それを忘れてイケイケなんですよね」
ショットの感覚が微妙にズレているため、その誤差がいい方に出るときと悪い方に出るときがあると谷原。最終日はいい方に出たので63を出すことができたが、やはりイケイケではなく、「マネージメント」が必要だと語る。
来月には男子ツアー国内2戦目の「日本オープン」を控えているが、すでにコースの下見は経験済み。ドライバーからパターまでがうまくかみ合い、今日のようなプレーができれば4年ぶりのツアー優勝も現実味を帯びてくる。
「ホストの試合で優勝することはなかなかないけど、それを可能にしたんですから、さすが谷原秀人ですね」
ISPSの半田晴久会長から祝福の言葉を受け、「はい、僕のためにありがとうございます」とニッコリ笑った。