• 国境や人種を超えたスポーツの力とゴルフの愉しさをすべての人に。
  1. ホーム >
  2. コラム >
  3. 【ゴルフ珍百景】第4回 突然ギャラリーが登場する沖縄・宮古島...

【ゴルフ珍百景】第4回 突然ギャラリーが登場する沖縄・宮古島のシギラベイカントリークラブ

日本のゴルフ場にも意外と知られていない「ナニこれ?」というものが存在します。

日本全国から珍百景をお届けします!

シギラベイカントリークラブ

(沖縄・宮古島)

©Shigira Bay CC

7番ホール(レギュラーティー184ヤード・パー3)の真後ろをリフト「オーシャンスカイ」が行き交う。

©Shigira Bay CC

コンペのスタートホールで参加者が集まり、ティーショットを見られていると誰でも緊張するもの。

プロではないので、大勢のギャラリーの前でいいショットをするのは難しい。

実はこのゴルフ場、プレー中に突然ギャラリーが登場するコースとして知られている。

高台の絶景ポイントと白砂のシギラビーチを結ぶリフト「オーシャンスカイ」がゴルフ場を横切っており、7番ホールではティーイングエリアのすぐ後ろを通る。

「リフトに乗っている人がギャラリーになり、プレーヤーは後方に視線を感じながらティーショットを打つようになります。気になる方は非常に気になるようです」と語るのは同コースの白子一好支配人。

特にコロナ禍の前は、ギャラリーも相当騒々しかったようだ。

「中国からのクルーズ船が宮古島に入港していた時期は、その観光コースにリフトでの空中散歩が組み込まれており、中国語が後方で飛び交っていましたね(笑)」

シギラベイCCは全ホールから紺碧の海が見えるゴルフ場。

大海原を見ながらリラックスしてショットできるホールが多いのだが、このホールだけは別だ。

「リフトの乗客がゴルフを知っている方ばかりではないので、前後のリフトに座った仲間同士で大きな声で話される。これでは集中できない、と通り過ぎるのを待たれている方もいるようです」

一方、見られているほうが実力を発揮するタイプももちろんいて、悲喜こもごものドラマがここで生まれているようだ。

「パー3にしては長めの184ヤードで、なかなか1オンは難しいのですが、観客の声援で気合が入りすぎてチョロする人や、グリーンオンして拍手喝采される人など、どちらのパターンもありますね」(白子支配人)。

突然ギャラリーが登場する南の島の極楽ゴルフ。一度体験してみる価値はありそうだ。

Text/Akira Ogawa Photo/Shigira Bay CC


ゴルフ珍百景を募集中!

日本国内の摩訶不思議なゴルフ場の珍百景情報を募集しています。
情報をお持ちの方は、

〒167-0053
東京都杉並区西荻南2-20-9
たちばな出版「ゴルフ・グローバル 珍百景」係

または、以下のメールアドレスまでお送りください。

golfglobal@tachibana-inc.co.jp

関連する記事