ゴルファーなら一生に一度は行ってみたいゴルフコースを厳選して紹介します。
St.Andrews Links Old Course
セントアンドリュース・リンクス・オールドコース(スコットランド)
18番のスウィルカン橋は記念撮影スポット。
下を流れるスウィルカンバーン(小川)では昔、洗濯が行なわれていたという。
遠くに見える左側の建物は世界のゴルフの総本山R&A。ここでゴルフのルールなどが決定される。
ゴルフの聖地
世界最古のゴルフ場
セントアンドリュース出身で全英オープン4勝を遂げているオールド・トム・モリス。R&Aの建物に彼のプレートがかけられている。
● コース/6721ヤード・パー72(パブリック)
● 料金/ハイシーズンで195ポンド、ローシーズンで95ポンド。貸クラブは1日35ポンド(事前予約必要)。
● 住所/West Sands Rd. St Andrews KY16 9XL U.K.
● HP/www.standrews.com
● 備考/エジンバラ国際空港から車で1時間10分。予約はオンラインでも受け付けているが、予約できなかった人のために、抽選方式も取られている。
神と自然が創り上げた全英オープン開催コース
1552年に造られた世界最古のゴルフ場と言われ、600年前からプレーされていた記録が残るゴルフの聖地・セントアンドリュース・リンクス・オールドコース。
〝あるがまま〟を理念としており、世界で唯一、神と自然が創り上げたコースと呼ばれている。
全部で112個のバンカーがあり、中でも17番のロードホール・バンカーは有名。
中嶋常幸が1978年全英オープン開催中、脱出に4打を要し、9打でホールアウトしたことから「トミーズバンカー」と呼ばれることもある。
またこの17番は、オールドコース最大の名物ホールでもある。
右サイドにあるセントアンドリュースホテル越えのティショットが要求され、ホテルにはボールの打痕がいくつも。
スコットランドの厳しい気象条件も含め、あるがままの素朴な原風景の中、ゴルフの原点を体感できるパブリックコースだ。
Text/Eiko Oizumi