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ゴルフ場さえ小さく見えるこの巨大施設、空を飛ぶ鳥の群れが焼け落ちるほどのエネルギーを集積するらしい。
世界最大の太陽光発電所の隣にポツンとゴルフ場?
ラスベガス空港からロサンゼルスへ向かう機中で、眼下に何やら3つの四角く光る巨大な物体が目に飛び込んできた。
周囲には何もない砂漠の地。朝日で赤く光った山々があるだけなのだが、よく見ると、そのすぐ近くにゴルフ場らしきものがあるではないか!
この3つの光る巨大な四角は一体なんなのか?
そしてなぜこんなところにポツンとゴルフ場があるんだろう?
私の頭の中は「?」でいっぱいになった。
ロサンゼルス空港に降り、帰国便を待つ間、私は今自分が飛んできた経路をグーグルマップで辿りながら、この景色を探しまくった。
すると、ようやくこの巨大な物体が何ものかがわかった。
これは「イヴァンパー・ソーラー・エレクトリック・ジェネレーティング・システム」と言い、世界最大級の集光型太陽熱発電所。
グーグル社も共同開発しているそうで、光っていたのは30万枚以上の大きな鏡。
このコンピューター制御された鏡を使用して太陽光を反射し、高さ140mのボイラーを設置した塔に熱を集めているのだという。
いくつかの記事を見ると、この上空を飛ぶ鳥が大量に焼死するという恐ろしい事実もあるようだ。
そんなすごいパワーを集めている場所のすぐ近くにゴルフ場があって大丈夫なのか?
鳥のように灼熱地獄になることはないのか? と心配したが、どうやらまったく問題なさそうで、ホームページを見る限り、非常に美しいコースのようだ。
ラスベガスから車で1時間ほどのところにあり、2007年にはワールドシリーズ・オブ・ゴルフを開催したこともあるという。
何やらちょっと恐ろしげでもあり、非常に興味深いコース。
コース云々よりも、このロケーション自体に惹かれて一度は行ってみたい気持ちに駆られた。
カリフォルニア州とネバダ州の州境にある世界最大の太陽光発電所「イヴァンパー・ソーラー・エレクトリック・ジェネレーティング・システム」。
そのすぐ近くに、プリムバレーGCはポツンと存在している。
ラスベガスから車で約1時間ほどのところに位置する巨大な施設。
なんと30万枚の鏡が集光のために使われている。
Primm Valley Golf Club/U.S.A
プリムバレー・ゴルフクラブ(アメリカ)
Text/Eiko Oizumi
Photo/Getty Images