PGAツアーやヨーロピアンツアーなどでおなじみの戦略性に富みつつも美しいコースを紹介。
世界のトッププロが競うゴルフ場で、いつかは腕試しをしてみては!
TPC Sawgrass Stadium Course
TPCソーグラス・スタジアムコース(アメリカ)
開催トーナメント:プレーヤーズ選手権(PGAツアー)
観客のことも考えて造られたピート・ダイの傑作
TPCソーグラスのシグネチャーホールである17番ホール・パー3。距離は137ヤードしかない短いホールだが、上空を風が舞い、池ポチャするPGAツアー選手も続出。
左サイドに大きな池が広がる名物18番ホール。ティーショットは池を避け、右に打つのが正解だが、あまり右に行きすぎると木が邪魔になる。
7154m2の広さの地中海スタイルのクラブハウス。プロショップやレストラン、ロッカールームの他、会議室などもある。プロショップは誰でもアクセスできる。
● コース/7245ヤード・パー72(セミプライベート)
● 芝/セレブレーションバミューダ(フェアウェイ)、ティフ・イーグルバミューダ(グリーン)
● 料金/400ドル(~8/31)、500ドル(9/1~5/31)
● 住所/110 Championship Way. Ponte Vedra Beach, FL 32082 U.S.A.
● HP/tpc.com/sawgrass/
● 備考/コロナ感染防止対策を講じながら営業中。設計はピート・ダイ。今年で開場40周年を迎える。ジャクソンビル国際空港から車で40分。
バラエティに富むショットが要求される
TPCソーグラスといえば、浮島グリーンの17番パー3と、左サイドがすべて池という18番パー4が有名だが、ここはPGAツアーの本拠地であり、第5のメジャーと言われる「プレーヤーズ選手権」の舞台だ。
故ピート・ダイと元PGAツアーコミッショナーのディーン・ビーマンが、世界最高レベルの選手たちにとってフェアで、かつ何千人という観客たちが観戦を楽しめるチャンピオンシップコースを造ろうと設計されたが、池やバンカーなどのハザードも効いていて、非常にエキサイティングな仕上がりとなっている。
2015年、リッキー・ファウラーが最終日、上がり3ホールを2バーディ、1イーグルという好スコアを叩き出し、優勝したこともあった。
Text/Jeff Babineau, Eiko Oizumi