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【日本から世界への道を切り開いたパイオニア】世界ゴルフ殿堂入りの4人

世界が認めた日本人たち

世界ゴルフ殿堂は、プロゴルファーたちにとって究極のゴール。

過去の戦歴やゴルフ界への貢献度など実績が評価され選ばれる、非常に名誉ある勲章だ。

日本からも4人、表彰されているが、彼らの偉業はこのような形で展示されている。

2004年に世界ゴルフ殿堂入りした青木功

©︎World Golf Hall of Fame

世界ゴルフ殿堂入りした青木功(左上)

前列の右からアーノルド・パーマー、ナンシー・ロペス、マーク・オメーラ、デビッド・グラハム、アニカ・ソレンスタム、ゲーリー・プレーヤー。

最初に殿堂入りしたのは樋口久子

世界ゴルフ殿堂は、ゴルフにおいて顕著な活躍をした選手、あるいはゴルフの発展に大きく寄与した人物に対して、その功績を称えるために創設された組織で、過去日本人では樋口久子(03年特別功労)、青木功(04年国際投票)、岡本綾子(05年国際投票)、尾崎将司(11年国際投票)らが選出されている。

さて、世界殿堂入りした選手は式典でスピーチをする習わしがあるが、青木功がスピーチで語った「ジャックとチエ(夫人)にはかなわない」という言葉はあまりにも有名だ。

また、ジャンボ尾崎はアーニー・エルス、ジョージH・Wブッシュ元米国大統領らとともに殿堂入りしたものの、東日本大震災後の世情を考慮して式典を欠席。

米チャンピオンズツアーを主戦場としている弟の直道が代理で出席した。

日本人のロッカールーム

殿堂入りした選手は博物館内で思い出の品を展示することになっている。

4人のロッカーをチェック!

尾崎将司

©Getty Images

(2011年国際投票で殿堂入り)

1947年1月24日生まれ。
永久シード選手。ジャンボ尾崎として知られ、世界ランク最高位は5位。日本ツアー94勝、賞金王20回、国内メジャー20勝と歴代最多記録。通算優勝数113回は世界プロツアー最多記録。ISPSアンバサダー。

©︎World Golf Hall of Fame

GMAと契約時代のキャディバッグやクラブ、ウエアなどが収められている。

青木 功

©Getty Images

(2004年国際投票で殿堂入り)

1942年8月31日生まれ。
永久シード選手。日本ツアー51勝、世界で通算78勝。日本ツアー賞金王5回。海外では1980年全米オープン2位、1983年ハワイアンオープン優勝。現在、JGTO会長。

©︎World Golf Hall of Fame

パワービルトのキャディバッグとクラブが懐かしい。愛用の爪切りも展示されている。

岡本綾子

©Getty Images

(2005年国際投票で殿堂入り)

1951年4月2日生まれ。
国内44勝、米ツアー17勝、欧州ツアー1勝の通算62勝。81年には国内女子ツアー賞金女王、87年には米ツアー賞金女王に輝いている(米国人以外で史上初の外国人賞金女王)。日本の女子プロで初めて米ツアーに本格参戦した。

©︎World Golf Hall of Fame

ソフトボールの名手で、大和紡績に就職時代、サウスポーの剛球エース兼4番として活躍。そんな岡本らしく、バットやグローブが収められている。

樋口久子

©Getty Images

(2003年特別功労で殿堂入り)

1945年10月13日生まれ。
通算73勝、国内69勝。77年全米女子プロでアジア人初の海外メジャー制覇を果たした。賞金女王11回。96年JLPGA会長に就任し、14年には文化功労者に選出。現在は日本ゴルフ協会特別顧問に就任。

©︎World Golf Hall of Fame

ニックネームのチャコ(Chako)と入ったダンロップのキャディバッグが展示されている。

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