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【PGA TOUR Report】PNCでデーリー親子が優勝! Hero World Challengeはホブランが初出場・初優勝

PNC Championship

デーリーサンタに本物サンタからクリスマスプレゼント?!6度目でデーリー親子が優勝

©PNC

優勝したジョン・デーリー親子チーム。コースレコードを記録し(27アンダー)、約2300万円を獲得した。

©PNC

「PNC選手権」に出場した選手たち。前列中央はタイガー&チャーリー・ウッズ。その他、リー・トレビノ、トム・ワトソン、ゲーリー・プレーヤー、マーク・オメーラ、ジャスティン・トーマス、パドレイグ・ハリントン、ジム・フューリック、ジョン・デーリー、ネリー・コルダ、ニック・プライス、ババ・ワトソン、ヘンリク・ステンソン、ニック・ファルド、スチュワート・シンク、マット・クーチャー、デビッド・デュバル、ビジェイ・シン、リッチ・ビームらが参加。

息子にとってメジャー優勝のようなもの  

今回で「PNC選手権」に6度目の出場を果たしたジョン・デーリー&ジョン・デーリーⅡが、ようやく優勝を掴み取った。

タイガー&チャーリー親子が11連続バーディを含むビッグスコア57で回ると、デーリー親子も57をマーク。通算27アンダーという大会レコード(2日間での)を叩き出し、タイガー親子に2打差で優勝。賞金20万ドル(約2300万円)をゲットした。

「息子と毎日ゴルフができて最高だ。
彼のプレーは素晴らしく、俺もいくつかのショットで貢献できたし、素晴らしい週末だ。
この優勝は、息子にとってメジャー優勝のようなもの。
俺はまだ(優勝した)全英オープンや全米プロでプレーすることはできるが、優勝争いからは程遠い。
今は息子の成長が人生最高の出来事だが、こうして息子と一緒に優勝できて、こんなに嬉しいことはないよ」

デーリーは前夜祭でサンタクロースのコスチュームを身につけ、歌も披露、と他の誰よりもサービス精神旺盛で会を盛り上げた。
そんな彼に、今回の優勝は本物のサンタからのプレゼントだったのかもしれない。

©PNC

前夜祭で歌を披露するジョン・デーリー(左)。

©PNC

世界ランク1位で、東京五輪金メダリストのネリー・コルダ(右)と父のペトロ。父はチェコ出身の元テニスプレーヤーで、98年「全豪オープン」チャンピオン。

©PNC

ヘンリク・ステンソン(左)と息子のカール・ステンソン(11歳)。イアン・ポールターの息子のジョシュアとは週に2回、一緒にプレーする仲だという。

©PNC

昨年に引き続き、ジャスティン・トーマス親子とプレーしたウッズ親子。タイガーにとってトーマスは若い弟、トーマスにとってタイガーの息子チャーリーは、若い弟のような存在なのだと言う。

2021年12月18~19日/米国フロリダ州/リッツ・カールトンGC

最終成績

優勝−27ジョン・デーリーチーム
2位−25タイガー・ウッズチーム
3位−24ジャスティン・トーマスチーム
スチュワート・シンクチーム
5位−21トム・レーマンチーム
ビジェイ・シンチーム
7位−20マット・クーチャーチーム
8位−19マーク・オメーラチーム
ヘンリク・ステンソンチーム
10位−18リッチ・ビームチーム
ゲーリー・プレーヤーチーム
12位−17ネリー・コルダチーム
13位−16デビッド・デュバルチーム
ババ・ワトソンチーム
15位−15パドレイグ・ハリントンチーム
16位−14トム・ワトソンチーム
ジム・フューリックチーム
ニック・プライスチーム
ニック・ファルドチーム
20位−13リー・トレビノチーム

Hero World Challenge

優勝して世界ランク7位に浮上したホブラン

©Hero World Challenge

初出場・初優勝を遂げたビクトル・ホブラン(ノルウェー・右)。

©Hero World Challenge

2月の大事故以来、初の公式記者会見に臨んだタイガー・ウッズ(右)。左はスポンサー「ヒーローモーターコーポレーション」CEOのパワン・ムンジャル氏。

 24歳のビクトル・ホブランが、ツアー非公式試合「ヒーロー・ワールドチャレンジ」で優勝。
ジョン・ラームが2018年に初出場・初優勝を達成して以来、2人目の快挙となった。
なお彼は、2021年「WGC・ワールドワイドテクノロジー選手権」で米ツアー3勝目をを挙げている。

「母国ノルウェーではなじみのないパスパラムやバミューダといった芝ではあるが、うまくプレーすることができた。
優勝できるなんて思ってなかったよ。
この試合は20人しか出場していないけど、みんな本当にすばらしい選手しか出ていないし、その中で優勝できてすごく自信になった」

ノルウェーで生まれ育ったビクトル少年にとっても、本大会でホストを務めるタイガー・ウッズは憧れの選手であり、授業中にYou Tubeでタイガーの動画を観ていたという。
タイガーは、彼のゴルファーとしての成長に影響を与えたようだ。

「タイガーに初めて会ったのは、セージバレージュニア招待だった(当時16歳)。会話はしなかったけれど、1番ティーで握手したんだ」

なお、本大会の歴代チャンピオンは、ホストのタイガー・ウッズをはじめ、松山英樹、ジョーダン・スピース、ジョン・ラーム、ヘンリク・ステンソン、グレアム・マクドウェル、ルーク・ドナルドなど、メジャーチャンピオンや世界ランク1位になった人ばかり。
ホブランは現在、欧州で最もメジャー優勝の可能性が高い選手と言われており、今年の活躍も期待されている。

2021年12月2~5日・バハマ/アルバニー

最終成績

優勝−18ビクトル・ホブラン
2位−17スコッティ・シェフラー
3位−15サム・バーンズ
パトリック・リード
5位−14ジャスティン・トーマス
コリン・モリカワ
7位−13トニー・フィナウ
ダニエル・バーガー
9位−11ジャスティン・ローズ
ブルックス・ケプカ
12位−10ザンダー・シャウフェレ
14位−8ブライソン・デシャンボー
18位−6ローリー・マキロイ
20位+6ジョーダン・スピース

Photo/Getty Images, PNC Championship/IMG

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