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ゴルフ未開拓の地アゼルバイジャンのブーム火つけ役「ナショナル・アゼルバイジャンゴルフクラブ・クバ」

【2014年オープン】

ナショナル・アゼルバイジャン ゴルフクラブ・クバ
The National Azerbaijan Golf Club Quba

©The National Azerbaijan Golf Club Quba

コーカサス山脈の裾野に広がるナショナル・アゼルバイジャンGCクバ。インターナショナルデザインのジョン・ハント設計。7011ヤード・パー72。ロッカールーム、レストラン、プロショップ完備。
www.qubapalace.com

アゼルバイジャン初コース
欧州チャレンジツアーを開催

©The National Azerbaijan Golf Club Quba

コースの横には五つ星ホテルの「クバパレスホテル」が隣接。周囲を山や森に囲まれ、スパやレストランなども完備。ヘイダル・アリエフ国際空港から車で2時間40分で、ヘリコプターのサービスもある(有料)。

©The National Azerbaijan Golf Club Quba

淡いブルーを基調としたセンスのよい「プレジデンシャルスイートルーム」。部屋によって色調やテーマもいろいろ用意されている。

©The National Azerbaijan Golf Club Quba

ホテルにはハマムも完備。ゴルフ疲れはスパとマッサージで癒そう。

ゴルフ未開拓の地にブームの火をつけた先駆け

アゼルバイジャンには現在2つのコースがある。
2014年にオープンした「ナショナル・アゼルバイジャンGCクバ(以下NAGC)」と2015年にオープンした「ドリームランドGC」だ。

NAGCはアゼルバイジャン初のゴルフ場で、首都バクーから160キロのコーカサス山脈の裾野に位置する。
深いバンカーと起伏のあるフェアウェイが特徴的で、あらゆるゴルファーが楽しめる設計となっている。  

周囲は山や森に囲まれ、五つ星ホテルのクバパレスホテルも有しているため、ゴルフもホテルライフも楽しめる大人のリゾート地となっている。

また、ゴルフ場の開場とともに、「火の国」初のトーナメント、欧州チャレンジツアー「アゼルバイジャン・チャレンジ・オープン」が開催された。
アンドリュー・ジョンストン(通称ビーフ)やマシュー・フィッツパトリックらも参戦。
大会は大いに盛り上がったが、それまでゴルフ文化に触れたことのなかったアゼルバイジャンの人々に「ゴルフ」の存在を知らしめるいい機会となったようだ。

NAGC元支配人のフィリップ・ヘンダーソン氏は「大会終了後、国民の皆さんのゴルフへの関心が急激に高まったのを目の当たりにしました。ゴルフレッスンがブームとなり、ゴルフ場のレストランはホテルよりも忙しくなったほどです。大会の観戦マナーも知らなかった人たちが、こうしてゴルフに興味を持ってくれたのは素晴らしいことです」と語っている。

Text/Susanne Kemper

スザンヌ・ケンパー (スイス)

オーストリア国籍、スイス在住。20年以上に渡って米国、欧州を中心に世界中を旅しながら、ゴルフ誌やライフスタイル誌に寄稿。5ヶ国語を操る。

Photo/Getty Images, Azerbaijan Tourist Board, National Azerbaijan Golf Club, Quba Palace Hotel

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