毎年マスターズ週の水曜日の夜に行われているイベントに、「GWAAディナー」というものがある。これは、GWAA(全米ゴルフ記者協会)のメンバーが一堂に会し、前年に活躍したプロゴルファーや、あるいは新聞・雑誌・オンラインメディアなど各媒体で掲載された記事の中で最も優秀な作品を書いた記者やテレビのコメンテーターたちを表彰する授賞式なのだ。
今年は男子年間最優秀選手賞に、昨年全米オープン、全米プロとメジャー2勝を遂げたブルックス・ケプカ。女子年間最優秀選手賞に全米女子オープンなど年間で3勝、トップ10入りは17回というアリヤ・ジュタヌガーン。シニアの年間最優秀選手賞には、常連のベルンハルト・ランガー。そして、ベン・ホーガン賞には昨年、5年ぶりにツアー選手権で復活優勝を遂げたタイガー・ウッズが選出され、それぞれがスピーチ。タイガーの出席が影響したのか、例年よりも授賞式に集まる関係者の人数が多かったようで、場内は超満員だった。
そして、全米プロを主催するPGAオブ・アメリカの初代女性会長であるスージー・ウェイリー氏からは、長年ゴルフ記者として世界にゴルフの情報を発信し続けてきた、AP通信のダグ・ファーガソン氏にPGAオブ・アメリカ特別功労賞が送られた。