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ナイル・ホーランとISPSが北アイルランドで次世代のゴルフを創造!

世界初! 3ツアーがコラボレーション
「ISPS HANDAワールド・インビテーショナル」

ナイル・ホーランとISPSが北アイルランドで次世代のゴルフを創造

©ISPS

左から欧州女子ツアーCEOのアレキサンドラ・アルマス氏、ヨーロピアンツアーのベン・コーウェン氏、ISPS半田晴久会長、Modest! Golf創設者ナイル・ホーラン氏、LPGAツアーのリッキー・ラスキース氏、ガルゴルムリゾートマネージングディレクターのゲーリー・ヘンリー氏。

世界のスーパースター、ナイル・ホーランとISPSが再びタッグを組み、欧州ツアー、欧州女子ツアー、LPGAツアーの3ツアーとともに男女平等の、今までにない画期的な大会を今夏開催! 詳細をお伝えしよう。

欧州ツアー、米LPGAも加わり賞金もポイントもグレードアップ

かつて一世を風靡したイギリスのボーイズグループ「ワン・ダイレクション」のメンバーのナイル・ホーラン(アイルランド出身・現在はソロで活動中)と、世界中でゴルフトーナメントを開催している「国際スポーツ振興協会(ISPS)」の半田晴久会長が再びタッグを組み、男女プレーヤーが同時期に同コースで戦う「ISPSハンダ・ワールドインビテーショナル」を開催する。

日程は7月29日〜8月1日で、男子オリンピックゴルフと同週開催。
2年前に同大会を開催した北アイルランドのガルゴルムキャッスルGCとマゼリーンGCの2コースを使って行なわれる。2年前に第1回大会が開催された際は、欧州チャレンジツアーと欧州女子ツアーとの共催だったが、今年はさらにグレードアップし、欧州ツアー、米LPGAツアー、欧州女子ツアーの3ツアーが手を組み、賞金額もアップ。
前回よりも豪華なメンバーが揃うことになりそうだ。

世界のスーパースターがゴルフ界の発展に貢献

©ISPS

大会の舞台となる北アイルランドの「ガルゴルムキャッスルGC」。予選ラウンド2日間はこのコースの他に、マゼリーンGCでも行なわれる。

ホストを務めるナイル・ホーランは、こう語っている。

「今大会はISPSハンダの支援を得て、LPGAツアー、欧州女子ツアー、欧州ツアーとともに開催しますが、これによって〝ISPSハンダ・ワールドインビテーショナル〟を新たなレベルに押し上げることができるでしょう。そうなれば今まであまりゴルフに興味がなかった世界中の人たちにもっとリーチできるようになります」

「R&Aとパートナーシップを結んだことは先日発表しましたが、今後もっとゴルフを発展させていくための重要なメッセージがこの大会にはあります」

「私はこれまでも欧州ツアーのプロアマ戦に出場したこともありましたが、北アイルランドの地でLPGA、欧州ツアーと共催できることは、とても光栄です。こんなに素晴らしいトーナメントを開催するために再びガルゴルムスパ&ゴルフリゾートを訪れるのが待ち遠しいですね」

なお今大会では、アイルランドで開催されるアマチュアの大会「ウルスター・ストロークプレー選手権」に出場し、優秀な成績を収めたトップアマチュアにも出場資格を与えることになっている。
最近、ゴルフ界の発展のため、もっと若者を取り込む試みをナイル・ホーランのモデスト!ゴルフとR&Aがタッグを組み、取り組んでいくことが発表されたが、今大会でもアマチュアゴルファーに出場機会を与えることで、未来のトッププロたちを育てていくつもりだ。

©Eiko Oizumi

2019年「ISPS HANDAワールドインビテーショナル」初代チャンピオンのジャック・シニア(右)とステファニー・メドウ(中央)。左はホストのナイル・ホーラン。

オリンピック男子ゴルフと同週に開催
今夏は東京と北アイルランドが熱い!

ベルファスト市街、ジョージ・ベスト・ベルファストシティ国際空港から車で約40分。周囲はのどかな田園風景が広がっている。

スポーツの力を信じてあらゆる垣根を取り払うISPS

また、ISPS半田晴久会長は今大会開催について、次のように語っている。

「ISPSハンダ・ワールドインビテーショナルのタイトルスポンサーとして今大会を支援していくことに、非常にワクワクしています。この大会は、スポーツの力で地域を結びつけ、垣根を取り払う、という我々のモットーを象徴するもの。欧州ツアーやLPGAとの共催大会にまで成長しているのを見れば、男女共に等しくプレーする機会を与えることがいかに重要なことであるかおわかりでしょう。モデスト!ゴルフ、ガルゴルム、欧州ツアー、LPGA、欧州女子ツアーとともに貢献できることを嬉しく思います」

今大会は世界でも類を見ない非常にユニークな大会で、「男女同地・同日程・同賞金総額」が最大の特徴だ。男女同数の選手が出場(144名ずつ・女子は欧米ツアー半数ずつ)し、同じコースを使って行なわれる(予選ラウンド2日間は2コースを使い、3日目からは、ガルゴルムのみを使用)。
また、賞金総額も男女同じで、2・35ミリオンドル(約2億5000万円)を折半。72ホールストロークプレーで争われる。

なお、このフォーマットは、ISPSが以前からオーストラリアで開催している「ISPSハンダVICオープン」と同じものだ。
もともとISPSがオーストラリアのツアー団体と〝何か新しいことをやろう〟、ということで発案されたものだが、ギャラリーは男女のゴルフを交互に観ることができるし、選手たちにとっても男女平等に賞金を稼ぐことができ、互いのプレーを観ることができるので、いい刺激・勉強になると評判が高い。

特に欧州女子ツアーにとっては、注目度の高い欧州ツアー、LPGAツアーとの共催なので、その分関心を集めやすいというメリットもある。

「私たちのツアーの選手たちも、この画期的な試合でプレーできることを喜んでいます。この大会によって欧州女子ツアーは新たなステージに引き上げられたいと思っています」と欧州女子ツアーCEOのアレキサンドラ・アルマス氏は語っている。

ジェフ・オギルビー、ローラ・デイビスらツアープロたちも、このフォーマットを絶賛している。

「ISPSハンダVICオープン」の形式を踏襲
女子ゴルフの発展も見込める画期的な大会

©ISPS

昨年、コロナ禍前に開かれた記者会見にて。左からISPSアンバサダーのマイク・ティンダル(元ラグビー選手)、ISPS半田晴久会長、ISPSアンバサダーのナイル・ホーラン。右手前はISPSアンバサダーのブレンダン・ローラー。

「ライダーカップ」や「ソルハイムカップ」へのポイント加算も

©Eiko Oizumi

2019年開催時の最終ホールの風景。この時は欧州チャレンジツアー(欧州ツアーの下部ツアー)と欧州女子ツアーとの共催だった。

また、今大会では男女平等の賞金総額の他に、各ツアーのポイントランキングへのポイント加算も行なわれるのも選手たちにとって嬉しい特典。
例えば欧州ツアーの場合、「ライダーカップ」の出場権を得るためのポイント獲得の場となり、レース・トゥ・ドバイの最終戦に進むためのポイント獲得の場にもなるため、非常に重要な試合となる。
また、米女子ツアー、欧州女子ツアーの選手たちにとっては、それぞれのツアーのポイントランキングのほか、「ソルハイムカップ」(米国の女子選抜チームと欧州の女子選抜チームとの戦い。「ライダーカップ」の女性版)のポイントも獲得できるため、オリンピックに出場しない男女選手の多くが今大会に出場することになると見られている。

今年の夏は、東京オリンピックもいいが、北アイルランドの地で開催される今大会も非常に意義深い大会。
ゴルフというスポーツの常識を変え、今後のゴルフの発展に大いに貢献するかもしれない、今大会にも注目しておこう!

Text/Eiko Oizumi Photo/ISPS(Getty Images)

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