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東京オリンピックゴルフ・ Photoレポート

©️Eiko Oizumi

テレビのゴルフ中継だけではわからない、現場で拾ったおもしろナマ情報を皆さんにお届け!

マキロイが帽子をかぶらなかった理由

©️Eiko Oizumi

ゴルフ中継を観ていて「なぜマキロイは、帽子をかぶってないんだろう?」と思った視聴者も多かったはず。実は、彼の頭のサイズは小さめで、契約先のナイキは特注のサイズの帽子をいつも用意しているそうだが、今回の五輪ではアディダスがアイルランドチームの公式ウェアメーカーだったため、サイズが合わなかったのだそうだ。炎天下で帽子は必須アイテムだっただけに、暑さとの闘いも苦しかっただろうなぁ〜。

アイアンが剥き出しのユニークなキャディバッグ発見!

©️Eiko Oizumi

プロゴルファーというよりは、企業のCEOのような風貌のチェコ代表オンドジェイ・リーザー。彼が使用しているキャディバッグがユニークだ。アイアンは剥き出しにバッグの外側に収納されているが、キャディは一般的なバッグと同様、担ぐことができる。ゴルフゲウムテクノロジー社のバッグで、クラブ同士が接触して傷つくことのないように設計されている機能的なバッグだ。https://www.golfgeum.com/en/ 

オーストラリアの伝統色緑と黄色の秘密

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母国愛をAUSと書かれた“刈り上げ”に表現しているキャメロン・スミス。 ©️Eiko Oizumi
ハナ・グリーンがかぶっていたバケットハットがとてもキュート♥️。でも、雰囲気はゴルファーというよりも、ガールスカウト風!?(笑) ©️Eiko Oizumi

五輪マークの前に勢揃いしているのは「チーム・オーストラリア」。オーストラリア代表は緑と黄色のウェアを着用していたが(ウェアが毎日同じデザインだったので、実際何パターンあったのかは不明)、もともとこの色はオーストラリアの国花「アカシア」の色なのだという。メジャーチャンピオンのイアン・ベーカーフィンチ(左の写真、左から2番目)が男女とも監督を務め、オーストラリア専用のクーラーボックスも準備し、暑さ対策にも気を配っていた。右は女子代表の1人、ハナ・グリーン。

スポーツキャスター藍ちゃん
霞ヶ関CCに登場!

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女子コーチの服部道子(左)、LPGAの小林浩美会長(右)とマスク越しに会話しているのは、フジテレビ系「東京2020オリンピック」アスリート・メーンキャスターを務めた宮里藍。会場を訪れ、日本人選手たちのプレーを取材していた。なお、五輪直前にSNSで第一子妊娠を発表していた藍ちゃん。今年の冬に誕生予定だ。

五輪会場は友人との再会の場

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元競泳選手で、丸山茂樹とはゴルフを共にする仲の北島康介さんがレポーターとして会場に登場し、仲良く2人をパチリ! 丸山にとって五輪会場は、米ツアーで切磋琢磨した仲間との久しぶりの交流の場でもあり、テレビの解説者として来日していたジャスティン・レナード(上の写真・右)とも再会。

「気温45度でプレーしたことがあるからへっちゃら」

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上には上がいるものだ。川越エリアの暑さもインドに比べたら大したことはない、と言い切るのはアディティ・アショク。LPGAツアーを転戦する選手で、前回のリオ五輪では父親が、今回は母親がキャディを務めていた。「ジュニア時代にはインドのいろいろなところでゴルフをしていたから、それに比べればここはそんなに暑く感じないわ」。なんでもインドでは45度の気温下でプレーしたこともあったという。

場外から歓声が……

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霞ヶ関CCには住宅街や東京ゴルフ倶楽部が隣接しているが、少しでも世界のオリンピアンたちのプレーを見ようと、金網越しに観戦したり、選手に声援を送っている人もいた。この光景は、2019年に日本で開催されたPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の時にも見られた。今年のオリンピックは、一部の競技で人数制限の上、観客を入れていたものもあったが、ゴルフは広々とした屋外で行なわれるスポーツだけに、無観客は残念な結果だった。次回のフランスでは通常通りに有観客で開催できればいいですね。

ぶっつけ本番、しかもエースキャディ不在のリード

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ブライソン・デシャンボー(米国)が、米国からの出国直前のPCR検査でコロナ陽性判明で、急遽代役としてパトリック・リードが来日。到着してすぐにゴルフ場に駆けつけ、数ホールをカートで見ただけ、という準備しかできなかったが、それでもジャスティン・トーマスと並び22位タイで終了。突然の出場にキャディの準備も間に合わなかったようで、コーチのケビン・カークがキャディを務めた。

IOCバッハ会長、霞ヶ関CCを訪問

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©️IGF

国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長が男子の競技中に会場を訪れ、陣中見舞い。ローリー・マキロイ(下写真)、ポール・ケーシー、松山英樹(上写真)などと挨拶を交わし、競技を視察していた。当日も朝から炎天下。恐らくどの競技の視察よりも暑かったに違いない。

リオ五輪・銅メダリストが引退?!

©️IGF

五輪終了後の引退をほのめかしていた中国のフォン・シャンシャン。実際は五輪後もアメリカに戻り、しばらくLPGAツアーの試合に出るようだ。
「もし去年の開催だったら、五輪後に引退するとか、考えていたの。私ももう32歳だし。前回のリオ五輪に出ていた時も、練習してコースでプレーして、というプロセスを楽しめなくなっていたから、これが最後のオリンピックだな、と思ってたのよ」

“ロングソックス”ジョニーの愛国心

©️Eiko Oizumi

いつも長いソックスを履いていることで知られる、ポール・ケーシーのキャディ、ジョニー・マクラーレンのニックネームは「ロングソックス」だが、最終日には英国への愛国心を表現するため、ユニオンジャックのロングソックスを着用。おしゃれですね!

カリスマコーチ
パク・セリの威圧感

©️Eiko Oizumi

現在はすでに引退し、ジュニア育成などに力を入れている43歳のパク・セリ。彼女こそ韓国ゴルフ界をリードしてきた第一人者であり、メジャー5勝、LPGAツアー25勝を誇る世界殿堂入り選手だが、今回は女子チームのコーチとして来日。男子のコーチ、KJチョイと共にコースを歩く姿も見られた。今回の五輪では韓国勢のメダリストは誕生しなかったが、こんなカリスマコーチにプレーを見られたら、ちょっと緊張する?!(写真右はキム・ヒョージュ)

スウェーデンのユニフォームはユニクロ

©️Eiko Oizumi

写真は「全英女子オープン」でも優勝争いを繰り広げていた人気も実力も急上昇中のマデレン・サグストロム。スウェーデンの選手だが、今年のスウェーデンのユニフォームはユニクロ。シンプルなデザインにユニクロのロゴがよく映えていた。ちなみに前回の五輪では、スウェーデンを代表するファストファッション「H&M」製だった。

観客から聞こえてこない歓声をノボリに

©️Eiko Oizumi

会場内に立てられたノボリを見ると「ゴォォォォ」とか「ワァァァ」などと書かれている。今回のオリンピックは無観客試合となったが、少しでも会場の雰囲気を盛り上げようと、観客から聞こえてこない声をノボリに書いたのだろう。

小学生が育てたアサガオが選手たちを励ます

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1鉢ごとに子供たちの選手への激励のメッセージが添えられた紫のアサガオが、霞ヶ関CCにも到着。そして私たち取材陣の基地であるメディアセンターの入り口にも設置され、選手、関係者を励ましてくれました。子供たちからのイラスト入りで書かれたメッセージは微笑ましかったですね。

Text/Eiko Oizumi

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