• 国境や人種を超えたスポーツの力とゴルフの愉しさをすべての人に。
  1. ホーム >
  2. ISPSゴルフイベント >
  3. 【ゴルフと私】第14回 ポテンシャルの高い若手に希望を与え...

【ゴルフと私】第14回 ポテンシャルの高い若手に希望を与え、海外でも活躍できるよう支援したい!

©Eiko Oizumi

「SMBCシンガポールオープン」2位タイ、「東建ホームメイトカップ」2位、そして「ISPS HANDA欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」でツアー初優勝を遂げた桂川有人。

©Eiko Oizumi

「東建ホームメイトカップ」3位、「関西オープン」2位、「ISPS HANDA欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」2位と今季全試合で優勝争いをしている絶好調の星野陸也。

©Eiko Oizumi

「ISPS HANDA・ヨーロッパへの道トーナメント」で優勝し、「ISPS HANDA欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」への出場権を獲得した細野勇策。16位タイに入った。

ISPSが主催する「欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」が、4月24日に無事終了しました。
24アンダーという素晴らしいスコアで優勝したのは、今年1月からISPSの専属契約選手となった桂川有人選手でした。
彼は、まだ23歳という若さです。それが、ジャック・ニクラスが設計したPGM石岡GCという、日本を代表するレベルの高いコースで、4日間すべて60台という素晴らしいゴルフ。
これで、念願のプロ入り初優勝を遂げました。
技術の高さ、メンタルの強さだけでなく、素直で礼儀正しく、謙虚な好青年です。
取材に訪れた多くの報道陣からも、「これからの、男子ツアーを間違いなく背負って立つ逸材」と、高い評価を受けています。

そんな選手が、ISPSから出たことも嬉しいですが、それよりも、多くの有望な若手選手が、伸び伸びと実力を発揮したことに、大きな意義と喜びを感じます。
2位になった星野陸也選手、3位の植竹勇太選手、4位の大西魁斗選手、24位タイの河本力選手ら、未来を担う選手らが、溌剌としたプレーを見せてくれました。

この大会は、才能溢れる若手に、場とチャンスを与えることが、テーマの一つでした。
その一環が、今大会の2週間前に、新たに開催された「ISPS HANDA・ヨーロッパへの道トーナメント」でした。

この大会は、QT2次〜3次の敗退者(チャレンジなどの競技にも、出場不可)のみに、出場資格を与えた競技です。
茨城県・ロックヒルGCで行なわれ、133名が出場し、上位5名を推薦しました。
また、それ以下の15名を、9月のISPSのチャレンジにスポンサー推薦したのです。

また、本戦のマンデートーナメント(対象はチャレンジに出場できても、レギュラー競技には出場不可の選手)も実施しました。
4月18日、PGM石岡GCで16名が出場し、7名をスポンサー推薦しました。
若者には、限りない可能性やポテンシャルがあるのに、日本のプロゴルフ界には、発掘の場があまりないのです。
そして、「ヨーロッパへの道トーナメント」からは、5名のうち3名が、マンデーからは7名中3名が本戦で決勝進出を果たしました。

特筆すべきは、「ヨーロッパへの道トーナメント」で優勝した、細野勇策選手が本戦で大活躍したことです。
経験豊富なベテランプロに対し、19歳の彼は、通算16アンダーの16位タイになりました。
そして、賞金143万2000円を獲得したのです。
彼は2日目、9アンダーの62(パー71)という、凄いスコアを出しました。
無名の若者には、ポテンシャルの高い選手が、まだまだいるのです。
若者に希望と場とチャンスを与えてこそ、日本のプロゴルフの未来は拓けるのです。

関連する記事