2022 DP World Tour Cha mpionship in Dubai
3年前に優勝した時に「再勝利」を予告
“6年で3勝”の驚異的な勝率を誇るジョン・ラーム
優勝 Jon Rahm
ジョン・ラーム(スペイン)
1994年11月10日生まれ。188cm、101kg。米ツアー7勝、メジャー1勝(全米オープン)、欧州ツアー9勝。昨季は「オープン・ド・エスパー二ャ」など欧州ツアー2勝。ニックネームは、ランボー。
最終日、最終ホールのティーショットが左に曲がり、チップが敷き詰められたベアグラウンドからリカバリーショットを放ったラーム。
「ティーショットがひどかったのに、3~4日目で12アンダーも叩き出せたのは信じられない」と記者会見で語った。
2位のアレックス・ノーレン、ティレル・ハットンに2打差をつけて優勝したジョン・ラーム。
コースとは相思相愛?
最終戦で4戦3勝のラーム
昨年11月にUAE (ドバイ)で開催されたDPワールドツアー最終戦「DPワールドツアー選手権」で優勝したのは、通算20アンダーをマークしたジョン・ラーム。
2017年、2019年と本大会で優勝してきたが、昨年、自身3度目の最終戦勝利をつかんだ。
「すごく特別な勝利だ。3年前に勝った時、またディフェンディングチャンピオンとして優勝できそうな気がしていたんだけど、(あいにくコロナで海外渡航を控えたため)来れなかったんだ。でもこうして達成できて自分を誇りに思うよ」
彼は開催コースに対し、非常に自信を持っており、「僕はこのコースが好きだが、コースも僕のことが好きなんだと思う」と発言。
ティーグラウンドに立った瞬間、自信を持って打てるのだという。
「こんなにショットが悪いのに優勝できるなんて、本当に珍しいね。他の部分に助けられて勝てたようなものだ。優勝は、とても特別なこと。パッティングが悪いと言われ続けてきたけど、ここのグリーンはときどきクラッチパットを決めることもできたし、非常に相性の良いグリーンなんだ。2023年はメジャーでもっといいプレーができるといいね」
ローリー・マキロイ同様、欧米を股にかけて活躍するラーム。今年も彼の活躍に注目だ。
最終成績
優勝 | ジョン・ラーム | −20 |
2位 | ティレル・ハットン アレックス・ノーレン | −18 |
4位 | ローリー・マキロイ | −16 |
5位 | マシュー・フィッツパトリック トミー・フリートウッド | −13 |
7位 | ラスムス・ホイガード エイドリアン・メロンク | −11 |
9位 | アドリ・アルナウス ホルヘ・カンピーヨ | −10 |
12位 | ミンウー・リー | −7 |
19位 | ライアン・フォックス | −5 |
23位 | ビクトル・ホブラン シェーン・ローリー | −3 |
34位 | ラファ・カブレラ・ベロ ロバート・マッキンタイヤー | E |
G4Dツアーシリーズ・ファイナル@
「DPワールドツアー選手権」
最終戦を制したのはスウェーデンのラスムス・リア
障害者ゴルファーの大会「G4Dツアー」で優勝したラスムス・リア(スウェーデン・中央)。
元クロスカントリースキーヤーだったラスムスは、12歳の時に事故で背中や腰、足を痛め、それ以来、父が勤めていたゴルフ場でゴルフを始めたという。
昨シーズン、7戦が行なわれたG4Dツアーで4勝を挙げたキップ・ポパート(イングランド・左)と、ISPSアンバサダーのブレンダン・ローラー(アイルランド)。
昨年、2シーズン目を迎えたG4D(Golf for the Disabled)ツアー。
その最終戦が、「DPワールドツアー選手権」と同週、同コースで、8人の障害者ゴルファーによって行なわれ、スウェーデンのラスムス・リアが優勝した。
「最高ですね。本当に一生懸命やって、ここにこれましたから。今朝は緊張していましたが、いいスタートを切れて、いい軌道に乗れました」
なお、ISPSアンバサダーのブレンダン・ローラー(アイルランド)は5位タイ、昨シーズン7試合中4試合で優勝したキップ・ポパート(イングランド)は4位だった。
今シーズン(2023年)には1試合増え、全8試合で行なわれるG4Dツアー。
早速1試合が昨年12月に「ISPS HANDAオーストラリアンオープン」の会場で開催され、キップ・ポパートが優勝している。
最終成績
優勝 | ラスムス・リア | 3 |
2位 | カーティス・バークレー クリス・ビギンズ | 7 |
4位 | キップ・ポパート | 9 |
5位 | ブレンダン・ローラー ホアン・ポスティーゴ | 11 |
7位 | トマソ・ペリーニョ | 16 |
8位 | マイク・ブラウン | 20 |