全米の記者・ツアー関係者が選出!
2022年最優秀選手賞はスコッティ・シェフラー&リディア・コー
全米ゴルフ記者協会により、米国男子ツアーの最優秀選手賞に選ばれた、昨年の「マスターズ」チャンピオン、米国のスコッティ・シェフラー(中央)。右はISPS英国総裁で、英国王室メンバーのピーター・フィリップス氏。
米国女子ツアーの最優秀選手賞に選ばれた、昨年の「レース・トゥ・CMEグローブ」1位のリディア・コー(ニュージーランド)。会場には姿を見せなかったが、ビデオメッセージが寄せられた。
全米シニアツアー(PGAチャンピオンズ)の最優秀選手賞に選ばれた、ニュージーランドのスティーブン・アルカー(右)。
チャーリー・バートレット賞を受賞した、女子プロのアンジェラ・スタンフォード。
生まれつき両手に障害を持つゴルファーのブランドン・カネシ氏(右)。2018年にホールインワンを達成し、58インチの超長尺クラブを使用してプレーしている彼が、アワードディナーに登場し、トークショーを行なった。
PGAオブ・アメリカジャーナリズム生涯功労賞を受賞した、ロン・グリーンJr記者(左)。
毎年、「マスターズ」開催前夜の水曜日に開催される、オーガスタの知られざる伝統的行事がある。
ISPSが主催する「ISPS HANDA全米ゴルフ記者協会アワードディナー」だ。
これはオーガスタ近郊で行なわれる表彰式&ディナーパーティで、前年に活躍した男・女・シニアのプロゴルファーや、優れた記事で読者に感動を与えた記者たちを表彰するものである。
会場には全米ゴルフ記者協会(以下GWAA)に属する記者やツアー関係者が集結。
各部門の受賞者は、GWAAのメンバーによる投票で決定するが、男子部門のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーは、昨年の「マスターズ」でメジャー初優勝を遂げたスコッティ・シェフラーに決定。
シェフラーはグリーンジャケットを着用して登場した。
また、シニア部門のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーは、ニュージーランドのスティーブン・アルカーが選ばれた。
なお、女子部門のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに輝いたISPSアンバサダーのリディア・コーは欠席。
その他、受賞したアンジェラ・スタンフォードや、ピーター・ジェイコブソンらプレーヤーや、記者が各部門で表彰された。
男子のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーで、ローリー・マキロイを上回る49・2%の得票率により1位に輝いたシェフラーは、「素晴らしい1年だった。このような賞を受賞し、年間で最高の選手として認められることは、本当に特別なことだし、きっと将来、自分のゴルフ人生を振り返る時に思い出すことになるだろう」と語っている。
彼は、昨年の「WMフェニックスオープン」でPGAツアー初優勝を遂げ、「WGCデル・テクノロジーズ・マッチプレー」で優勝し、世界ランク1位に上り詰めた。
そして、初めて世界の頂点に立ったシェフラーが臨んだ「マスターズ」でメジャー初優勝。
大躍進を遂げている。
「マスターズ」の取材に忙しい記者たちも、開幕前夜はおいしい食事とワインを楽しみながら、選手や記者の活躍を祝った。
Text/Eiko Oizumi
Photo/ISPS