2チームの名称が変更し、今年から新規で5人の選手が加入!
すでに2年目に突入しているが、いまいちLIVゴルフについてよくわからない皆さんのために、試合形式や出場選手、高額賞金、PGAツアーとの対立などについてわかりやすく説明しておこう。
48 Players
12 Teams
4ACES GC(フォーエイシズ)
©︎ダスティン・ジョンソン
パット・ペレツ、パトリック・リード、ピーター・ユーライン
Cleeks GC(クリークス)
©︎マーティン・カイマー
リチャード・ブランド、グレアム・マクドウェル、バーンド・ウィースバーガー
Crushers GC(クラッシャーズ)
©︎ブライソン・デシャンボー
ポール・ケーシー、チャールズ・ハウエルⅢ、アニルバン・ラヒリ
Fireballs GC(ファイヤーボールズ)
©︎セルヒオ・ガルシア
エイブラハム・アンサー、エウヘニオ・チャカラ、カルロス・オルティス
HyFlyers GC(ハイフライヤーズ)
©︎フィル・ミケルソン
ジェイムス・ピオット、ブレンダン・スティール、キャメロン・トリンガーレ
Iron Heads GC(アイアンヘッズ)
©︎ケビン・ナ
キム・シバン、ダニー・リー、スコット・ビンセント
Majesticks GC(マジェスティックス)
©︎イアン・ポールター、©︎ヘンリク・ステンソン、©︎リー・ウエストウッド
サム・ホースフィールド
RangeGoats GC(レンジゴーツ)
©︎ババ・ワトソン
テーラー・グーチ、トーマス・ピータース、ハロルド・バーナーⅢ
Ripper GC(リッパー)
©︎キャメロン・スミス
マーク・リーシュマン、マット・ジョーンズ、ジェッド・モーガン
Smash GC(スマッシュ)
©︎ブルックス・ケプカ
チェイス・ケプカ、ジェイソン・コクラック、マシュー・ウルフ
Stinger GC(スティンガー)
©︎ルイ・ウーストハイゼン
シャール・シュワーツェル、ブランデン・グレース、ディーン・バーメスター
Torque GC(トルク)
©︎ホアキン・ニーマン
デビッド・プイグ、セバスチャン・ムニョス、ミト・ペレイラ
※©︎はキャプテン。
チーム&メンバーが今年から固定化
昨年、少なくとも一度はLIVの試合に出場した選手の数は68人にのぼる。
入れ替わり立ち替わり、試合ごとにキャプテンやチーム編成が変わるなど、慌ただしい1年だったLIVゴルフだが、続々とビッグネームが加入するにつれて、当初出場していた日本人選手やDPワールドツアー、アジアンツアーの選手たちの名前が徐々に消え、今年に入って5人の選手が新規加入したことで、各チームのキャプテンとメンバーもほぼ固まった。
現在もPGAツアーの処分(LIVゴルフに出場した選手たちは無期限で出場停止)は変わらず。
DPワールドツアーは罰金10万ポンド(約1700万円)を科すことが決まり、セルヒオ・ガルシア以外の全選手は罰金を支払い済みだ。
ガルシア、リー・ウエストウッド、イアン・ポールター、リチャード・ブランドの4人は、同ツアーのメンバー資格を放棄している。
だが、一度お手つきしてしまった選手で、戻る場所のない選手のその後はどうなっているのだろうか?
12チーム、48名(各チーム4人ずつ)で構成されているLIVゴルフだが、今年から体調不良などで選手が出場できない場合も考え、リザーブ(補欠)要員を確保することが発表されている。
今年のラインナップに名前のないLIVゴルファーのウェイド・オームスビー、サドム・ケーオカンジャナ、アンディ・オグレトリー、タルク・ペティット、ローリー・キャンターらは、リザーブ要員として必要に応じていつでも出場できるよう、待機しており、5人体制の全60人で構成することになっている。
また、今年から2組がチーム名を変更。
「パンチGC」→「リッパーGC」に変更した豪州勢のチーム(キャプテンはキャメロン・スミス)と、「ニブリックスGC」→「レンジゴーツGC」に変更したババ・ワトソン率いるチームだ。
そして、選手のトレードもちらほら見られ、昨年は4エイシズに属していたテーラー・グーチは、親しい友人のハロルド・バーナーⅢと同じチーム(レンジゴーツ)になりたい、とダスティン・ジョンソンキャプテンに直談判し、移籍した。
その代わりに4エイシズにはピーター・ユーラインが加入している。
トーマス・ピータース
DPワールドツアー6勝の、ベルギー人選手。「ライダーカップ」にも出場した。
ミト・ペレイラ
昨年の「全米プロ」では優勝争いの末、逆転負け。昨年の「プレジデンツカップ」メンバー。
セバスチャン・ムニョス
PGAツアーで1勝を挙げ、昨年9月には「プレジデンツカップ」で活躍。
ブレンダン・スティール
PGAツアー3勝の40歳。「ツーソン大会」でプレーオフの末、3位に入賞。
ダニー・リー
3月の「ツーソン大会」でデビュー2戦目にしてLIVゴルフ初優勝。
新メンバー裏事情
ムニョス、ペレイラ2人のラテン系選手のLIVゴルフ入りは昨年から囁かれていたが、残りの3名、特に世界ランク30位代にランクインしているピータースのLIV入り電撃ニュースには驚いた人も多いかもしれない。
彼のエージェントは、タイガー・ウッズ、ジャスティン・トーマス、中島啓太らが所属する事務所(エクセルスポーツ)だが、ピータースが、PGAツアー「ジェネシス招待(タイガーがホストということもあり、エクセルスポーツとの関係は深い)」に招待されなかったことに不満を抱き、急遽LIV入りを決意したようだ。
エクセルスポーツはPGAツアーの絶大なるシンパが多く所属するマネージメント会社。
彼のLIV入りとともに、彼との契約も解消となったようだ。