
1994年7月7日生まれ。165cm、71kg。ツアー通算3勝。昨年はLIVゴルフを主戦場としながらも、「Sansan KBCオーガスタ」で優勝。LIVゴルフ・アイアンヘッズGCのメンバー。©Eiko Oizumi


2023年の「LIVゴルフ・プロモーションズ」に出場して決勝ラウンドに進み、2024年の出場権を獲得した香妻陣一朗。
ケビン・ナがキャプテンを務めるアイアンヘッズGCに加入し、1年間戦ってきたが、個人ポイントランキングは45位に終わり、2025年のシード権は確定できずに終わった。
トレードか、放出か、という「オープンゾーン(25位~48位)」にいた香妻は、「来年もLIVでプレーしたいが、ケビンは韓国人のチームを作りたいと言っていたし、来年の契約更改はあまり期待できない。また予選会に出ないとダメですね」と、最終戦の「ダラス・チーム選手権」で吐露していた。
だが、12月に入り、アイアンヘッズGCとの契約更改が発表され、2025年もLIVゴルフでプレーすることが確定した。
アイアンヘッズGCのインスタグラムでは、「ミスター・クラッチが帰って来た!2025年LIVゴルフシーズンに向けて、香妻陣一朗と再契約したことを発表します。おかえりJINI」と香妻の再契約が発表された。
なお、ミスター・クラッチと呼ばれているのは、最終戦の「ダラス・チーム選手権」で、勝負を決める長いパットをいくつも決めたことに由来する。
この発表を受けて、予選会に出場する必要がなくなったというわけだ。
今年のLIVゴルフは、サウジアラビア・リヤドで開幕するが、「環境にも慣れてきたし、2年目は1年目よりも上手くやれると思う」と語っていた香妻に、個人戦優勝や、24位以内のシード獲得への期待がかかる。
グレッグ・ノーマンCEO解任

2021年のLIVゴルフ設立以来、CEOを務めてきたグレッグ・ノーマンが、解任されたことがわかった。
なお、ノーマンの後継者は、元NBAとNHLの責任者であるスコット・オニール氏だと報道されており、ノーマン自身も何らかの形でLIVゴルフに関わると見られている。
ノーマンは、現役時代の活躍とそのカリスマ性で、LIVゴルフのCEOに抜擢され、サウジの政府系ファンドであるPIFの最高責任者ヤシール・アル・ルマイヤン氏と共にLIVゴルフの発展に貢献し、有名人気選手の獲得に努めてきた。
だが、PGAツアーとの交渉時にはノーマンが出席することはなく、彼の発言は時に物議を醸し、ここ最近はLIVゴルフの大会での記者会見で話すこともなかった。