オーガスタナショナル女子アマ/4月2日~5日/チャンピオンズ・リトリートGC(予選)・オーガスタナショナルGC(決勝)


今年で6回目を迎えた「オーガスタ女子アマ」は、今回で3回目の出場を果たしたスペインのカルラ・ベルナット・エスクデールが大会新記録の通算12アンダーで優勝。
セベ・バレステロス、ホセ・マリア・オラサバル、セルヒオ・ガルシア、ジョン・ラームと並び、オーガスタで勝利を収めたスペイン人選手の一人となった。
21歳の彼女は、ジェニファー・カプチョ、梶谷翼、アンナ・デービス、ローズ・チャン、ロッティ・ウォードに次ぐ歴代チャンピオンの仲間入りを果たしたことになる。
エスクデールはカンザス州立大の最上級生で、現在、世界アマチュアランキングは29位。
セルヒオ・ガルシアの父ビクトルさんがコーチで、「とにかくトライし続けろ! バーディチャンスを作れば、そのうち入る!」と激励されたそうだ。
また、今回の勝利はキャディを務めてくれたカンザス州立大のアシスタントコーチ、光永輪子さんのアシストも大きいという。
「彼女はとてもポジティブな人で、親友でもあります。今週一緒にいてくれたことで、自然体でプレーできました。感謝の気持ちでいっぱいです」(エスクデール)
光永さんと本人の話では、日本が大好きで、特にドラえもんなど、日本の漫画をスペインのTVで観て育ったのだという。
将来は米国LPGAに出場するのが目標だが、日本のLPGAにも出てみたいと語っていた。
今年の夏にプロ転向する予定だが、それまでは「全米女子プロ」以外の全メジャーに出場する予定だ。
新地真美夏(22位)

難しくて、想像以上にショットが曲がってしまった。変な寝方をしたのか、手首に激痛があって、朝の練習も半分しかできませんでした。今年の秋には日本ツアーのプロテストを受けて合格したい。そして、将来的には米ツアーでプレーしたいですね。
倉林紅(30位)

この1週間は、今後のゴルフ人生において、大きな経験だったなと思います。兄がキャディをやってくれて、いろいろアドバイスももらいながら2人で楽しんでプレーできました。同級生の馬場咲希ちゃんも米国で頑張ってるし、私もプロ入りして米国に来て、いろいろな試合に出てみたいですね。
最終成績
1 | カルラ·ベルナット·エスクデール | −12 |
2 | アステリスク·タリー | −11 |
3 | ロッティー·ウォード | −9 |
4 | エイラ·ガリツキー キャサリン·パーク アンドレア·レヴエルタ | −8 |
22 | 新地真美夏 | E |
30 | 倉林 紅 | 3 |
Text & Photo/Eiko Oizumi
Photo/Augusta National Golf Club, Getty Images