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【LIV GOLF NEWS】2023年にはチーム戦で総合優勝も果たしたクラッシャーズGCのチームモットーとは?

チーム戦 優勝
クラッシャーズGC

ブライソン・デシャンボーが優勝、2位にはチャールズ・ハウエルⅢと、クラッシャーズGCのメンバー2人が1、2フィニッシュを飾り、チーム戦優勝も遂げた。左からアニルバン・ラヒリ、チャールズ・ハウエルⅢ、ブライソン・デシャンボー、ポール・ケーシー。©LIV GOLF
優勝記者会見中に、空腹でビスケットを食べ始めたデシャンボー。その姿を、兄のような眼差しで見守るポール・ケーシー。©Eiko Oizumi
デシャンボーに次ぎ、2位に入ったクラッシャーズGCメンバーのハウエルⅢ。©Eiko Oizumi

 2023年には2勝、2024年には3勝を飾った、ブライソン・デシャンボー率いるクラッシャーズGC。
彼がキャプテンを務めるようになってからは、メンバーの入れ替えもなく、チャールズ・ハウエルⅢ、ポール・ケーシー、アニルバン・ラヒリというベテランの選手たちとチームを組み、デシャンボー自身はチーム内最年少選手としてチームをまとめているが、そのコンビネーションはうまくいっているようだ。

 2023年にはチーム戦で総合優勝を飾っている実力チームだが、今季は「メキシコシティ大会」までの6試合で未勝利。
デシャンボー自身の個人戦優勝も、チーム戦優勝もそろそろ欲しいというところで、見事にダブル優勝を果たした。
そして「韓国大会」のあとの2試合でも波に乗り、連続でチーム戦優勝。通算8勝目を飾っている。

 「韓国大会」のようにチームメイトのハウエルと個人戦の優勝を争いながら、ともにチーム戦の優勝を目指すという展開について、デシャンボーは、「本当に不思議な感覚なんだ。F1と似ている感じかな。できる限り、彼を応援したいし、バーディを取ったら『よくやった!』って心から思う。チーム順位もその時点では僅差だったからね。彼がバーディを取るたびに嬉しい気持ちになる一方で、自分の中の競争心に『よし、自分もやらなきゃ!』とスイッチが入る。チャールズはタフな相手だったし、本当にいい勝負だった」

 彼らにはチームのモットーがあるという。
それは「自分のベストを尽くせば、それがチームの力になる」というもの。
ラヒリとケーシーは下位に沈んだものの、ひたすら集中して、自分のベストを出そうとしていたという。 

 また、ポール・ケーシーは自分のチームについて次のように語っている。

 「僕らのチームは経験豊富で、それぞれが自分のプレーをすごく大事にしている。僕自身、初日は4オーバーと、大きく出遅れたが、最終日は自分の仕事に集中した。僕らはコース内外で深い友情がある。でもコース上では、ビジネス。スコアが良かろうと悪かろうと、常にチームに貢献している意識があるんだ。ようやく今季初優勝ができて、嬉しいね」

 他のチームでコース外でも深い親交を築いているチームは少なくないが、クラッシャーズGCもかなりうまくやっているチームのうちの一つ。
強い結束力と友情で、年々強いチームに仕上がっているようだ。

チーム戦・最終成績

1位クラッシャーズGC–35
2位スマッシュGC–26
3位トルクGC–18
4位レンジゴーツGC–14
5位リッパーGC
リージョン13
スティンガーGC
–13
8位4エイシズGC–12
9位マジェスティクスGC–7
10位ファイヤーボールズGC–5
11位ハイフライヤーズGC–2
12位クリークスGC+4
13位アイアンヘッズGC+8

Text & Photo/Eiko Oizumi
Photo/LIV GOLF

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