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【PIF サウジインターナショナル】スペインの新星ホセレ・バレステルがプロ転向後10試合目で初優勝

PIF Saudi International
2025年11月19日〜22日/リヤドGC/7411ヤード・パー 71

優勝 Josele Ballester

ホセレ・バレステル(スペイン)
2003年8月18日生まれ。183cm、82kg。アリゾナ州立大出身。アマチュア時代「マスターズ」「全英オープン」出場経験を持つ。2025年にプロ転向し、LIVゴルフ入り。現在、ファイヤーボールズGCのメンバーとして活躍。©Asian Tour

最終組で戦ったLIVゴルフのケイレブ・サラット(右)と握手を交わすバレステル。サラットは2年連続2位に終わった。©Eiko Oizumi
LIVゴルフの「ファイヤーボールズGC」でチームメイトの、デビッド・プーチ(右)に祝福されるバレステル。©Eiko Oizumi

PGAツアーへの道を断ち、LIVゴルフに加入したスペインの新星

最終日、最終ホールで2打目をガードバンカーに入れ、脱出するバレステル。©Eiko Oizumi
最終組の3人は、全員LIVゴルファー。ケイレブ・サラット(左)は2位、アンソニー・キムは5位タイに終わった。©Eiko Oizumi

LIVゴルフに昨年の途中から入り、セルヒオ・ガルシア率いるファイヤーボールズGCに所属する、スペインのホセレ・バレステル(22歳)が、プロ転向後わずか10試合目にして、「PIFサウジインターナショナル」で初優勝。
世界にその存在感を示した。

最終日を6アンダーの65で回ったバレステルは、一昨年の本大会で2位に入ったLIVゴルファーのケイレブ・サラットに3打差をつけて優勝。
8月の「LIVゴルフ・シカゴ」でプレーオフの末、バレステルを下したディーン・バーメスターは3位に入り、リチャード・ブランドは4位。
ミゲル・タブエナ(11位タイ)を除く11位タイまでの14名は、LIVゴルフ勢が占めた。

バレステルは前半で3バーディ、ノーボギーとし、ハーフターンの時点で同組の2人(サラットとバーメスター)に1打差のリードを奪った。
そして後半も勢いは衰えず、さらに3つのバーディを積み重ね、16番で奪ったバーディが決定打に。
アジアンツアーとインターナショナルシリーズ参戦2試合目で、危なげなく優勝をつかんだ。

「本当に嬉しい。ずっと夢見てきた瞬間です。子供の頃から、プロとして優勝をすることを思い描いて、そのために毎日練習してきました。ついに実現できて、本当に最高!これでまたさらに、上を目指して努力し続けようという気持ちが強くなりました」

「LIVに入った頃は、あまりいいプレーができておらず、学びの時間が必要でした。短時間で自分が大きく成長し、世界のトッププロと互角に戦えるところまで来たことは、本当に嬉しいですね」

アメリカにゴルフ留学

バレステルは、アマチュア時代の成績も輝かしく、2020年「スペインアマ」、2023年「欧州アマ」、2024年「全米アマ」を制覇。
それらの優勝で「マスターズ」「全米オープン」「全英オープン」にも出場した(いずれも予選落ち)。
「マスターズ」では初日、13番ホールをプレー中にレイズクリークで放尿し、オーガスタナショナルに謝罪したこともあった。

2021年~2025年までアリゾナ州立大に在籍。
2度オールアメリカンに選ばれた他、PGAツアー大学ランキングで3位に入り、コーンフェリーツアーの出場権を獲得していた。
だが、2025年6月、その権利を放棄し、LIVゴルフに加入。
6月の「バージニア」大会でプロデビューを果たしている。

2年連続2位のサラット

一方、前年に続き2位に終わった21歳のケイレブ・サラット(米国)は、悔しさを次のように語っている。

「つらいですね。去年も2位だったので、また同じ結果というのは厳しいです。そろそろ初優勝を決めたい気持ちが強かった。ホセレとはまた、これからもいい勝負ができると思います」

最終成績

優勝ホセレ・バレステル—22
2位ケイレブ・サラット—19
3位ディーン・バーメスター—17
4位リチャード・ブランド—16
5位ルーカス・ハーバート
ジェイソン・コクラック
ブランデン・グレース
ティレル・ハットン
アンソニー・キム
エイドリアン・メロンク
—14
20位杉浦悠太—11
42位スコット・ビンセント—8
50位香妻陣一朗—7
65位比嘉一貴—3

予選落ち/セルヒオ・ガルシア、ホアキン・ニーマン、池村寛世、キャメロン・スミス、浅地洋佑、ダスティン・ジョンソン

Text/Eiko Oizumi
Photo/Eiko Oizumi、Asian Tour

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