Text/Eiko Oizumi
Photo/R&A
メジャー初出場の岩﨑亜久竜が、初日を16時27分スタートの最終組で回り、3オーバーの69位タイでホールアウト。最後の3〜4ホールは「暗くて球がよく見えなかった」というが、最終ホールはバーディを決めて、予選通過(70位タイまで)に期待を繋いだ。
しかし2日目は、4ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーと13〜14番で連続で9を叩き、39、52のトータル91で通算23オーバーと大きくスコアを崩し、棄権者3人を除いて最下位に沈んだ。
「上がれる気がしなかった。ショットが本当におかしくて、コントロールできてなくて」
ハーフ50以上を叩いたのはいつ以来か? との問いにも「わからないです」と困惑気味だった。
「自分の準備不足もすごく感じられたし、すごい風が吹いている中でも、うまい選手はアンダーで回ってきている。本当にすごさを感じる」と世界のトップクラスとの差を痛感。昨年はDP ワールドツアーを主戦場に戦っていた岩﨑だが、出場15試合中、予選通過はわずか3試合。失意の帰国をした直後に国内メジャーの「日本オープン」で優勝し、出場権をつかんだ「全英オープン」だったが、初海外メジャーでも改めて、世界のレベルの高さを痛感した1週間だった。