The Amundi Evian Championship 2024年7月11日〜14日/Evian Resort Golf Club（フランス） 6523Yards・Par 71
優勝
古江彩佳
優勝後の記者会見に臨む古江彩佳。©GettyImages
2022年から米LPGAツアーメンバーとなり、3年目を迎える古江彩佳が、海外女子メジャー第４戦「アムンディ・エビアン選手権」でメジャー初優勝を飾った。
安定感抜群の古江のメジャー初優勝を振り返ってみよう。
最終ホールをイーグル締めで、逆転優勝
日本人4人目のメジャー優勝者に
今から3年前の2021年、「東京五輪」代表入りを逃した古江は、悔しさを胸に抱きながら本大会にスポット参戦。
4位に入り、米ツアー本格参戦を決めるきっかけにもなった。
そして今、米ツアーメンバーとして3シーズン目を送っている古江は、再び「パリ五輪」代表入りを逃したが、同じフランスの地で開催の「エビアン選手権」で逆転優勝し、海外メジャー初勝利を飾った。
日本人女子としては、樋口久子、渋野日向子、笹生優花に次ぐ、4人目のメジャーチャンピオンに。
2022年「スコティッシュ女子オープン」でLPGAツアー初優勝を飾ったが、それ以来の２勝目を達成した。
「今日は少し攻撃的なプレーをしないといけないと思っていたが、バーディチャンスになかなかつかず、思うようなプレーができていなかった。でも15番ホール以降は、自分を信じてプレーできた。つい1か月前に『スターウォーズ』ファンになったが、その中の『フォースとともにあれ（フォースのご加護がありますように、と幸運を祈るフレーズ）』という言葉が大好きになり、15番ホールでその言葉が頭に浮かんできた。その言葉を心に抱きながらプレーしていた」
また、６月の「全米女子オープン」で笹生優花がメジャー２勝目を挙げたが、「日本人の勝利は、私にとって非常に重要で、いい刺激になった」と、その優勝にも感化されたようだ。
こうしてついにメジャーチャンピオンになった古江は、現在LPGAツアーの「レース・トゥ・CMEグローブランキング」でネリー・コルダに次ぎ2位につけている。
11月の最終戦「CMEツアー選手権」終了時点で、CMEグローブランキングを首位で終えることができるかに注目が集まる。
2024エビアン選手権 最終成績
| 優勝 | 古江彩佳 | −19 |
| 2位 | ステファニー・キリアコウ | −18 |
| 3位 | パティ・タバタナキット | −17 |
| 4位 | ローレン・コフリン | −15 |
| 5位 | ユ・ヘラン | −13 |
| 6位 | パジャリー・アナナルカルン | −11 |
| 7位 | チェン・ペイユン エスター・ヘンゼライト チェ・ヘジン | −10 |
| 10位 | 岩井明愛 アリー・ユーイング | −9 |
| 26位 | ネリー・コルダ | −5 |
| 35位 | 西郷真央 | −4 |
| 39位 | 山下美夢有 | −3 |
| 44位 | 西村優菜 | −2 |
| 51位 | 渋野日向子 | E |
| 55位 | 竹田麗央 | +3 |
| 63位 | 勝みなみ | +7 |
予選落ち／畑岡奈紗、笹生優花
Text/Eiko Oizumi
Photo/Getty Images
