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【AIG全英子オープン】五輪金メダリストのリデ ィア・コーが聖地で8年ぶりにメジャーV

AIG Women’s Open 2024年8月22日〜25日 St.Andrews Old Course  6784Yards・Par 72

優勝
リディア・コー

ニュージーランド。1997年4月24日生まれ。167cm。米女子ツアー21勝、海外メジャー3勝。「パリ五輪」女子ゴルフ・金メダリストで、「リオ五輪」では銀メダル、「東京五輪」では銅メダルを獲得。2024年LPGA殿堂入り。ISPSアンバサダー。
R&Aのクラブハウスをバックに優勝トロフィーと記念撮影をするリディア・コー。メジャー3勝目。©R&A
2022年12月、ヒュンダイ・カード副会長の息子であるチョン・ジュン氏(左)と結婚。今大会にも同伴していた。©GettyImages

「パリ五輪」で金メダルを獲得したばかりのリディア・コーが、ゴルフの聖地・セントアンドリュースで行なわれた「全英女子オープン」で8年ぶりのメジャー優勝を果たした。
天才ゴルファー・コーの全盛期は、これからだ。

金メダルに、聖地でのメジャー優勝は夢のよう

海外女子メジャー最終戦「AIG全英女子オープン」は、ゴルフの聖地・セントアンドリュース・オールドコースで開催され、「パリ五輪」で金メダルを獲得したリディア・コーが通算7アンダーで優勝。
2016年「ANAインスピレーション(現シェブロン選手権)」以来となる、8年ぶり、3回目のメジャー優勝を果たした。

「この数週間は、現実離れしたことが起き、自分でも信じられないくらい。でもこうしてこの試合に優勝できて本当に嬉しいです。セントアンドリュースでの優勝ということで、より特別なものになりました」

最終日は、ネリー・コルダ、リリア・ヴ、申ジエ、イン・ルオニン、リディア・コーらメジャーチャンピオン達がリーダーボードの上位で大混戦。
その中でリディア・コーは16番ホールで首位タイに並ぶと、最終ホールでバーディを取り、通算7アンダーでホールアウトした。

今大会の勝利で、今季2勝目となり、通算21勝目を達成。LPGAのポイントランキングも6位に浮上した。
最近、30歳前後で引退する選手がちらほらいる中、コーは「私はまだ引退しません。浮き沈みはありますが、競技を続けている間は、常に優勝争いに加わりたいと思います」とキッパリ語った。

今年いっぱいで引退すると発表したレキシー・トンプソン。来年以降も年に数回は試合に出る可能性はあるようだ。「今回が最後のメジャーになるとは思っていない」と大会前に語っていた。©R&A
世界ランク1位のネリー・コルダも最終日、一時トップに立ったが、14番でダブルボギー、17番でボギーを叩き、通算5アンダーの2位タイに終わった。©R&A
ディフェンディングチャンピオン、リリア・ヴも優勝争いの末、2位タイに終わった。イン・ルオニン、申ジエも2位タイで終了。©R&A
岩井明愛は最終日、3連続バーディを含む、5バーディ、2ボギーの69をマークし、西郷真央と並び、通算2アンダーの7位タイで終了。来年の出場権を手にした。©R&A

2024 全英女子オープン 最終成績

優勝リディア・コー−7
2位イン・ルオニン
ネリー・コルダ
リリア・ヴ
申ジエ
−5
6位アリヤ・ジュタヌガーン−3
7位岩井明愛
西郷真央
カサンドラ・アレクサンダー
−2
10位エンジェル・イン
ロッティ・ワード(アマ)
リン・グラント他
−1
22位大里桃子+2
29位勝みなみ
河本 結
+3
37位古江彩佳
畑岡奈紗
+4
55位川﨑春花
レキシー・トンプソン
+6
60位佐久間朱莉+7

Text/Eiko Oizumi
Photo/R&A, Getty Images

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