Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe

ツアー2年目の岡田晃平が、初優勝に向けて好プレーを続けている。
3日目を終えて、通算22アンダーで首位と1打差の3位タイにつけた岡田は、1日を振り返って次のように語った。
「前半は緊張でなかなかスコアを伸ばせず、全般的にあまりいいプレーはできなかった。ふわふわした状態でプレーしていて、12番で論外なティーショットを打ち、グリーンに乗らなくて、たまたまチップインしたんですけど、嬉しくなくて、“お前、何してるんだ”って思い始めた。そこで我に返って、修正しようとするのではなく、そういう状態に合わせてプレーするようにしたら、最後4連続バーディを獲れた」
岡田は偉大な先輩、松山英樹同様、明徳義塾高校ゴルフ部を経て、東北福祉大ゴルフ部に所属。アマチュア時代は「日本アマ」で優勝経験もあり、ナショナルチームにも所属していたが、将来の夢はPGAツアーで戦うこと。松山からは「いつまでもたもたしてるんだ」と人伝に言われているという。
「先輩も、いつまでもアメリカにいるわけではない。そういうふうに気にかけてもらっているので、すごく嬉しいですが、自分が勝ちきれていない。結果までしっかり見てくれているので、あとは自分がやるだけ」 また、明徳義塾高校ゴルフ部の総監督であり、松山英樹の恩師でもある高橋章夫さんからは「2位は負けの代表格」と言われているそうで、優勝への期待も高い。「そうならないように優勝目指して頑張りたい」と語った。