Text & Photo/Eiko Oizumi

ISPS(国際スポーツ振興協会)所属の田中章太郎は、主催者推薦で出場しているが、「ISPS HANDA夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」初日を終え、石川遼と並び、8アンダーで首位に並んだ。
1イーグル、7バーディ、1ボギーの64で回った田中は、先週の「ISPS HANDA夏に爆発どれだけバーディー取れるんだトーナメント」の第3ラウンドで記録した、ベストスコア65を1打更新。獲得バーディ以上数でも1打更新している。現在、JGTO賞金ランキングは83位で、今季はACNツアー(下部ツアー)を主戦場としている、プロ転向6年目(5シーズン目)のプロだ。なお今季、ACNツアー「太平洋クラブチャレンジトーナメント」で初優勝を達成し、ポイントランキング5位につけている(上位20名が来季のツアー出場権を得る)。
「ティーショットはそんなに良くなかったんですけど、セカンドショット以降がすごく良くて、ピンに対して飛んでくれ、バーディパットを入れられた。先週はグリーンの真ん中か、平らな場所に切られていることが多かったけど、今日は端の方に切られていて、難しい場所が多かった。ピンを狙うにしても、ショートサイドに行かなかったことでバーディを多く獲れたと思う」
日本ウェルネス高校2年の2018年にジャンボ尾崎ゴルフアカデミー1期生となり、ジャンボ尾崎からは「ドローもフェードも打てる選手になれ!」と言われている田中。「もともとドローヒッターでしたけど、最近ではフェードも打てるようになれました」と言う。好きな選手は、ザンダー・シャウフェレで、彼のスイングリズムを動画などで学んでいるという。
2021年5月からISPSの所属プロとなり、4年が経過しているが、今のところツアー未勝利。
「今週はホストプロなので、普段よりも気合が入っている。半田会長も期待してくれていると思うし、いいところを見せたい。せっかく推薦して頂いているので、今週は上位で頑張りたいですね」
過去、2024年「カシオワールドオープン」14位タイが最高位だが、今週、その記録を更新することができるか。