北海道で2試合連続開催!第2週
ISPS HANDA 夏の決戦・ 誰が一番強いんだトーナメント
2025年8月21日~24日/北海道ブルックスカントリークラブ(7286ヤード・パー72)
優勝 小平智(Admiral)

小平智、7年ぶりの勝利で再び米ツアーに挑戦!


第2戦は、北海道ブルックスカントリークラブで開催された「夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」。
第1戦の優勝賞金額が1200万円だったのに対し、2戦目は今季男子ツアー最高優勝賞金額4260万円ということもあり、金谷拓実、大西魁斗、チャン・キムら米ツアーからの帰国組も参戦。
石川遼も出場し、大いに盛り上がった。
優勝は、国内ツアーで8勝目(うちメジャー3勝)を挙げた小平智。
2018年「RBCヘリテージ」で米ツアー初優勝を遂げ、この優勝を機に7年間米ツアーで戦ったが、シード権を失い、昨年から国内ツアーに復帰している。
今回、優勝賞金4260万円を獲得し、一気に賞金ランキング5位に浮上した。
「今までで一番嬉しい優勝。この報告を両親……父親に届けばいいですけど、今は母親だけなので、母に一番に報告したい」
2023年1月、父でありコーチの健一さんが他界。
小平は心の支えを失い「モチベーションが上がらずにゴルフをしていた」そうだ。
そんな中、「心もゴルフも整えよう」と6月末から1ヶ月半渡米し、ゴルフだけに集中する環境に身を置いた。
松山英樹ともラウンドし、「昔、小平さん、こういう感じでしたよね?」とスイングのヒントももらい、パターを褒められ、自信を取り戻したことも大きかったという。
さらに、シャフトも昔のものに戻したら、調子が戻ってきたのだそうだ。
「ヒデキもそうだけど、久常や(平田)憲聖らも〝一緒に回りましょう〟と声をかけてくれた。本当に人に恵まれていると思った。アメリカ合宿に行って、本当によかった」と語っていた矢先の優勝だった。
もし今年、賞金王になれば、来季のPGAツアーの最終予選会から出場できるが、もしなれなくても2次から予選会に出る予定。
「アメリカにはずっと戻りたいと思っているし、いつも頭の中にあるのは米ツアーのこと。以前出ていた時とは違う、練習や食事、ケアへのアプローチをしたい」と強い思いを語った。



最終成績
優勝 | 小平智 | −24 |
2位 | 大岩龍一 | −23 |
3位 | 岩田寛 金子駆大 | −21 |
5位 | 小木曽喬 ソン・ヨンハン | −20 |
7位 | 蟬川泰果 下家秀琉 安森一貴 小西たかのり 幡地隆寛 | −19 |
12位 | 田中章太郎 池田勇太 | −18 |
16位 | 藤本佳則 | −17 |
37位 | 生源寺龍憲 石川 遼 堀川未来夢 | −13 |
予選落ち/金谷拓実、河本力、比嘉一貴、大西魁斗、谷原秀人
Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe、Tsukasa Kobayashi、ISPS