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「ショットの調子が良くなってきた」
             杉浦悠太

Text & Photo/Eiko Oizumi

第3ラウンドを3バーディー、ノーボギーの68で回った杉浦は、通算12アンダーで7位タイに浮上。

 2日目を9位タイで終えた杉浦悠太が、3日目もスコアを3つ伸ばし、通算12アンダーとして首位と5打差の7位タイに順位を上げた。2日目同様、3日目もボギーなしの好スコア。2日目のようなラッキーバーディはなかったものの、終始安定したプレーで、最終ホールの2打目をピンそば約2メートルにつけてバーディを奪ったことで、トップ10圏内を維持した。

「ショットの調子が良くなってきた。もう少しパットが決められたら、スコアを伸ばせたかもしれないが、今日はナイスプレーだったと言える。最後にバーディを取れて、本当によかった。今日はスコット・ビンセントと回ったが、彼は上手いし、勉強になる。それに回りやすかった」

 最終日の組み合わせは、LIVゴルファーのデビッド・プイグ(ファイヤーボールズGC)と、アジアンツアープレーヤーのチェ・スンビンとのラウンド。プイグは、4連続バーディを含む9バーディ、2ボギーの64で回り、スコアを7つ伸ばして38位タイから一気に12位タイに順位を上げているだけに、明日も爆発的なスコアを叩き出す可能性もある。彼は2023年「インターナショナルシリーズ・シンガポール」と2024年「IRSプリマ・マレーシアオープン」とアジアンツアーで2勝。過去メジャーに5回出場し、3回予選通過を果たしている。LIVの強い選手と回りたい、というのが杉浦の今週のテーマだが、ビンセントとはまた違ったタイプのゴルフを、同年齢のプイグからも学ぶことができるかもしれない。

スコット・ビンセントも、杉浦同様、通算12アンダーで7位タイ。今大会開始前のインターナショナルシリーズランキングでは、1位。LIVゴルフへの復帰もかなり現実味を帯びてきた。
香妻陣一朗は、3日目をイーブンパーで回り、通算2アンダーの63位タイ。
比嘉一貴は、3日目にスコアを2つ落とし、イーブンパーの68位タイ。

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