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【ベイカレントクラシック・プレゼンテッド・ バイ・レクサス】「日本のファンは、僕のスイングを見て真似するなど非常に研究熱心!」マックス・グレイサーマン

初日から首位をキープし、完全優勝を目指したマックス・グレイサーマンは、2位に終わった。©Yoshitaka Watanabe
昨年プロ転向したばかりのマイケル・トービヨンセンは、最終日に64をマークし、3位に入賞。フェデックスカップ・フォールで72位まで浮上した。©Yoshitaka Watanabe
昨年、日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ」でツアー2勝目を挙げたニコ・エチャバリアは、通算13アンダーで9位に入った。©Yoshitaka Watanabe
豪州の人気者であり、ISPSアンバサダーのミンウー・リーは、通算11アンダーで10位タイに。©Yoshitaka Watanabe

昨年、日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ(『ベイカレントCレクサス』の前身)」で2位タイに入り、日本でのプレーがすっかりお気に入りとなったグレイサーマン。
今年は初日から首位に立ち、3日目を終えて、ザンダー・シャウフェレと首位タイで最終日を迎えた。
だが、最終日に65をマークしながらも、ツアー初優勝にあと一歩届かず。
今年も1打差の2位に終わった。

「いろいろな受け取り方ができると思う。一つは、2位という結果、そして失望という気持ちも一つ。一方で本当にいいプレーができたとも言える。最終組で首位タイでスタートし、65を出せたのは良かったが、とても悔しい思いもある。PGAツアーでは、日曜日に素晴らしいプレーができないと勝てない。いいプレーはしたけど、勝てなかったという感じですね」

今年は、6月末の「ロケットクラシック」でプレーオフの末、2位タイに甘んじたグレイサーマンだったが、同大会後6試合は、「フェデックス・セントジュード選手権」で32位タイに入った他は、全て予選落ちして今大会に臨んでいた。

「日本でプレーするのが好き。素晴らしい文化だし、皆さん、敬意を持っているファンばかり。アメリカでは30フィートにショットがついたとしても拍手はもらえないが、日本では違う。日本のファンはゴルフを芸術のように見ているのかもしれない。僕が練習場でスイングしていても、スイングを真似してみようとか、何かを学ぼうとする姿勢が見られる。アメリカでは、もっと娯楽性の高いスポーツなのかも。横浜CCは、通年でもベストコースの一つだ」

2年連続で優勝争いをしたことについて、「結果が良くても悪くても、優勝争いをしている日曜日の経験を積むことが大事」と語ったグレイサーマン。
友人とリラックスしながらラウンドしている時の心拍数と、最終日に優勝争いをしている時の心拍数を比較すると、「走ったあとのようにドキドキしている状態でゴルフをするのが、優勝争いだ」と説明する。
優勝争い時の体の感じ方や緊張感は、通常と全く違うというが、こうした状況に身を置くことが、必ず自分の糧になると確信している。

今大会の成績で、「フェデックスカップ・フォール」で最上位の51位に浮上。
シーズンが終わり、51~60位に入った選手は、来年のシグネチャーイベント2試合(「AT&Tペブルビーチプロアマ」と「ジェネシス招待」)に出場することができる。
この好調を持続できれば、来季には念願のツアー初優勝を飾ることができるかもしれない。

Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe

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