2025年11月14~16日/森永高滝カントリー倶楽部
シニア・グランドは3日間、ゴールドは2日間競技
ISPS HANDAシニア・グランド・ゴールドクラシック~年は取っても、心とゴルフは若いんだ~

ポールダンス鑑賞で、さらに若返り
年を取っても賞金を稼げるゴルフは、心も若返らせてくれる生涯スポーツ!

ISPSが60歳以上のシニア大会を開催する理由
昨年11月14日~16日の3日間で、「ISPS HANDAシニア・グランド・ゴールドクラシック~年は取っても、心とゴルフは若いんだ~」が千葉県・森永高滝CCで開催された。
シニア76名、60歳以上のグランドシニア14名、68歳以上のゴールドシニア18名と、総勢108名のシニアプロが出場し、いぶし銀のプレーを披露。
ISPS半田晴久会長は、「ゴルフは生涯スポーツで、90歳になっても賞金が稼げる稀有なスポーツ。だが、60歳以上のグランド、68歳以上のゴールドになると、試合がほとんどない。だから社会貢献を第一とするISPSは、この試合を開催している」と開催意義を語っている。
ゴールドの部でぶっちぎり優勝を果たしたホストプロの尾崎直道も、「ゴールドの試合を作ってくれてありがたい。昔を思い出させてくれて、優勝を目指してやりたいという気持ちになれただけでも、良かったと思う。見た目も気分も10歳くらい若返った気分だ」と笑顔で語っていた。
終盤4連続バーディで、シニア2勝目を挙げた崔虎星



シニアツアーは“虎さん”がシニア2勝目
シニアツアー第15戦となった今大会は、〝虎さん〟こと崔虎星(チェ・ホソン)が魅せた。
最終ラウンドを首位と3打差の4アンダーからスタートした崔は、この日6つスコアを伸ばして通算10アンダーでホールアウト。
通算7アンダーで首位スタートのタマヌーン・スリロットをとらえ、プレーオフへ突入した。
そして1ホール目でバーディを奪って勝負を決め、2024年「日本シニアオープン」以来となるシニアツアー2勝目を挙げた。
「調子がいい時は、カップが大きく見える。今日は上がり3ホールがまさにそうだった。ピンチもほとんどなかったし、今回は特に奥さん(キャディ)のおかげで優勝できて本当に嬉しい」と、先輩プロ、I・J・ジャンを介して喜びを語った。
2025年シーズンの賞金ランキングは9位で終了。
今年53歳となる〝虎さん〟のユニークなスイングとファンを沸かせるパフォーマンスは、まだまだ健在だ。
ブラインドゴルファーと回ったことをヒントに
3日間大会の60歳以上の部(グランドクラシック)は、通算6アンダーからスタートした崎山武志と冨永浩の激戦に。
最終ホールでバーディを奪った崎山が、冨永を2打差で振り切って勝利した。
「余裕はまったくなかった。冨永さんはパットもショットも良かったが、自分は自分のペースでいこうと思っていた」
さらに、大会前のプロアマ戦で、一緒に回ったブラインドゴルファー(全盲のゴルファー)のプレーが大きなヒントになったという。
「ブラインドゴルファーと回った時、彼女が旦那さんの言う通りにショットして、すごく楽しそうに、いいプレーをしていた。自分もミスを恐れず、欲もかかずにやってみようと思った。そんな気持ちで臨んだ3日間は、本当にいいゴルフができた。自分を見つめ直す、いい機会になった」

ゴールドの部·尾崎直道が2位と7打差のぶっちぎり優勝


試合の緊張感が嫌で適当にやっていたが……

2日間大会のゴールドの部を制したのは、レギュラーツアー32勝を誇り、永久シードを持つ尾崎直道。
通算6アンダーでフィニッシュし、2位の近藤年弘に7打差をつける圧勝だった。
最終日は5バーディ、1ボギーの68。69歳にしてエージシュートを達成し、シニアツアー3勝目を手にした。
「最近はパッティングの状態が良かったので、優勝争いには絡めると思っていたが、こんなに気持ちよく勝てるとは思わなかった」
「ISPS契約選手として優勝カップをいただきたい気持ちは強かったし、ゴールドの試合を作ってくれたことに感謝しています」と半田会長への謝意を述べた。
近年は思うような成績が残せておらず、「シニアツアーに出ても試合の緊張感が嫌で、適当にやっていた」と直道。
だが、「久しぶりに優勝争いをして、競い合うのもいいものだなと思った。優勝を目指したいという気持ちになれただけでも収穫。もう少し真剣にゴルフに向き合おうと思えた」と、勝負師の感覚と闘争心が蘇ったようだ。
見た目も気持ちも〝10歳は若返った気分〟だと語ったが、まさに、今大会を開催した半田会長が目指す姿そのものと言えるだろう。
ゴールドの部最終成績
| 優勝 | 尾崎直道 | −6 | 100万円 |
| 2位 | 近藤年弘 | +1 | 70万円 |
| 3位 | 髙橋勝成 | +4 | 50万円 |
| 4位 | 初見充宣 | +5 | 36万円 |
| 5位 | 江本 光 | +6 | 30万円 |
| 6位 | 飯合 肇 平野浩作 渡辺 司 | +8 | 23万円 |
| 9位 | 徳永雅洋 伊藤正己 | +11 | 18万5000円 |
| 13位 | 海老原清治 青木民也 | +14 | 14万5000円 |
| 17位 | 尾崎健夫 | +21 | 11万円 |
グランドの部最終成績
| 優勝 | 崎山武志 | −12 | 100万円 |
| 2位 | 冨永 浩 | −10 | 70万円 |
| 3位 | 秋葉真一 | −7 | 55万円 |
| 4位 | 奥田靖己 | +2 | 47万円 |
| 5位 | 髙見和宏 加藤 仁 髙木克仁 | +3 | 35万3333円 |
| 8位 | 小田教久 | +6 | 26万円 |
| 9位 | 羽川 豊 高松 厚 | +9 | 21万5000円 |
| 11位 | 横山明仁 清家和男 | +10 | 15万5000円 |
シニアの部最終成績
| 優勝 | 崔 虎星 | −10 | 360万円 |
| 2位 | タマヌーン・スリロット | −10 | 200万円 |
| 3位 | 野仲 茂 | −7 | 150万円 |
| 4位 | 佐藤えいち 渡部光洋 | −6 | 94万5000円 |
| 6位 | 古庄紀彦 上田諭尉 山下和宏 | −5 | 63万円 |
| 9位 | ジーブ・ミルカ・シン | −4 | 49万5000円 |
| 10位 | 久保谷健一 杉山直也 サイモン・イエーツ 飯田耕正 岩本高志 プラヤド・マークセン 中山正芳 | −3 | 37万142円 |
| 17位 | 篠崎紀夫 | −2 | 27万2000円 |
| 21位 | 横尾 要 今野康晴 | −1 | 22万8000円 |
| 26位 | 横田真一 | E | 18万3000円 |
| 30位 | 今井克宗 細川和彦 | +1 | 14万6285円 |
| 40位 | 塚田好宣 手嶋多一 | +3 | 11万3250円 |
| 47位 | 鈴木亨 田村尚之 | +6 | 10万2000円 |
| 50位 | 東 聡 | +11 | 10万円 |
Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe, ISPS




