Text & Photo/Eiko Oizumi

東北福祉大出身で、2024年からツアーデビューを果たした岡田晃平が2日目、1イーグル、5バーディ、2ボギーの67で回り、通算9アンダーでジェイ・マッケンジー(豪州)と並び、首位タイでホールアウトした。
後半の6番ホール(16ホール目・パー5)、残り170ヤードの2打目をPWで打ち、強めに約5メートル打ったパットがカップイン。「めちゃ強かったんですけど、入りました。そういう意味でラッキーは多かったですね」と語った。
だが決して絶好調というわけでもなく、調子自体はあまりよくなかったのだという。その原因は、日本とニュージーランドの寒暖差。
「急に寒いところから、20度くらい温度差があるところに来たので、体の動きが全然合わなくて。でも、アメリカで開幕している選手たちは、日本からそのまま行って、久常(涼)も3週連続トップ10入りですもんね。松山さんも2週良かったし、自分もアジャストしないといけないな、と思って。そのために日曜日に来て、ちょっと空気に慣れたいな、というのがあったんで、早めに来て良かったです」
海外で現在、岡田(24歳)とほぼ同学年で活躍している選手にPGAツアー3年目の久常涼(23歳)と、昨年の国内男子ツアー賞金王で、今年はDPワールドツアー(欧州ツアー)を主戦場に戦っている金子駆大(23歳)がいる。久常は「ファーマズ・インシュランスオープン」で2位タイに入り、翌週の「WMフェニックスオープン」で10位タイ、「AT&Tペブルビーチプロアマ」で8位タイに入り、3週連続トップ10入りを果たした。そのため、シグネチャーイベントの「ジェネシス招待」「アーノルド・パーマー招待」にも出場。フェデックスカップランキングで15位につけている。金子は3試合に出場し、「カタール・マスターズ」15位など、確実に予選通過を果たし、レース・トゥ・ドバイランキングで順位を上げているところだ。
「同世代の選手たちがいろんなところで活躍している。僕も今年の年末にはアジアンツアーのQTも受けたいと思っている。海外で活躍している人たちが羨ましくも見えるし、自分も挑戦しないといけないな、と気になっています。だから、こうして海外のコースで主催して頂いて、すごく嬉しいし、こういうトーナメントが増えたらいいかな、と思います」
東北福祉大の先輩・松山英樹とは、オフに一緒にゴルフをする間柄だが、松山がやっている「エイムポイント(グリーンの傾斜を足の裏で感じる方法)」を先週から始めたのだという。
「エイムポイントを先週習い始めたんです。まだ初めてホヤホヤ。国内の開幕戦までに間に合えばいいと思って、松山プロもやっていたので取り入れてみたんですけど、それもすごくいい感じにハマってます。オフにはパターのフィッティングをして、スコッティ・キャメロンのセンターシャフトを使っていますが、それもうまくマッチしていると思います。センターシャフトは構えてすんなり打てる感覚がありますが、今のところはいい感じです」
岡田はさらに、メンタルコーチをつけたことで、ボギーを打った後や、時間の使い方など、考え方が変わったのも好プレーにつながっているという。
「キャディも務める出口(慎一郎)さんが、メンタルコーチ。ミスした時は深く考えずに、次の1打に集中するように、考え方を変えたりとか、あとは1番先にティーグラウンドから打つ時は、移動してバタバタしたあとにすぐに打つので、ゆっくり一呼吸入れてというのを意識しています。今週も、プレーが終わったら(リモートで)ミーティングをしてもらっています」
後半のハーフでは、2ホール目にボギーを叩いたが、出口コーチに習っているメンタリティで次のホールではバーディ。その後もバーディ、イーグルと奪取し、あっという間にトップに躍り出た。
いいプレーはできているので、あとは「どれだけビビらずにできるか?」がカギとなると岡田。海外で戦う日本人たちに刺激をもらいながら、自身もニュージーランドでの開幕戦で優勝を飾り、活躍する海外勢の仲間入りを果たしたいところだ。
なお、1打差の3位タイにはISPS契約選手の鍋谷太一、2打差の6位タイにはISPS契約選手の藤本佳則もつけており、日本人勢も豪州ツアー勢に負けない活躍を見せている。また注目選手のPGAツアープレーヤー、ニック・ワトニーは2アンダーでギリギリ予選通過を果たし、ケビン・ナは1打差で予選落ちを喫した。初「マスターズ」出場を控える片岡尚之も、1打差で予選落ちしている。








