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【PGAツアーレポート】写真で振り返る! ZOZOチャンピオンシップSPECIAL

2021年10月21日〜24日/アコーディア・ゴルフ 習志野CC(千葉)

写真で振り返る!「ZOZOチャンピオンシップ」SPECIAL

TVではわからない面白ネタをキャッチ!

1日5000人を上限に、有観客で行なわれた今年の「ZOZOチャンピオンシップ」。
松山英樹の凱旋優勝を目の前で観られたラッキーな人もいたが、テレビ観戦していたゴルフファンも多かっただろう。
ここではテレビだけではわからなかった面白ネタをご紹介!

トミー・フリートウッド
−5(7位タイ)

©Yoshitaka Watanabe

リッキー・ファウラー 
+3(44位タイ)

©Yoshitaka Watanabe

コリン・モリカワ
−5(7位タイ)

©Yoshitaka Watanabe

ザンダー・シャウフェレ
E(28位タイ)

©Yoshitaka Watanabe

オリンピック金メダリスト、「全英オープン」チャンピオンも習志野に集結!

今年は初代チャンピオンのタイガー・ウッズの姿もなければ(交通事故のためリハビリ中)、世界ランク上位者のジョン・ラーム、ダスティン・ジョンソン、ローリー・マキロイといった人気プロもいなかったものの、世界ランク2位で「全英オープン」チャンピオンのコリン・モリカワ、世界ランク5位の東京五輪・金メダリスト、ザンダー・シャウフェレなどが出場。
今シーズン、シード落ちしているトミー・フリートウッドやリッキー・ファウラーらが推薦出場し、2年ぶりの日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ」を大いに盛り上げた。
特にファウラーはプロ入り後、日本開催の大会に初参戦。次のようにコメントしている。

「日本は食べ物も文化も大好き。日本人の祖父は米国生まれだ。それでもどこかに日本文化や生活様式が根付いており、僕の中にも影響は確かにあると思う。人生で大きな影響を受けた1人だし、ゴルフを始めたきっかけになったのも祖父。個人的には日本での応援を特に強く感じている」

結果は3オーバーの44位タイに終わっているが、前週の「CJカップ」では久しぶりに優勝争いを演じていただけに、彼の復活を期待したいところだ。

なお、モリカワとフリートウッドは7位タイ(5アンダー)、シャウフェレは28位タイ(E)に終わっている。

ナマの松山英樹に触れて感動!

©Yoshitaka Watanabe

国内男子チャレンジツアー「AbemaTVツアー」で今季3勝を挙げ、賞金王に輝いた久常涼。ZOZOチャンピオンシップの会場で表彰された。

練習日、松山英樹やトミー・フリートウッド、ブランデン・グレースらと練習ラウンドをともにした久常。
彼は今シーズン、チャレンジツアーで3勝を挙げ、同ツアーで賞金王に輝いた将来有望な若手だが、今大会にも推薦で出場。できるだけ米ツアーでしかできない経験を積もうと、積極的に世界のトッププロたちにアタックした。

「日本開催だが、海外の選手とプレーできるのはすごく楽しみだった。1人で回らずに、ちゃんとPGAツアーしてます(笑)」

特にテレビでしか観たことがなかったという憧れの松山との練習ラウンドは夢のようだったという。

「世界一のショットとか、アプローチを見ることができて、夢のような練習ラウンドだった。どういう風に練習ラウンドするのかすごく気になっていたが、緊張しちゃってあまり聞けなかった。でも米ツアーやアメリカの話を聞かせて頂いてすごく嬉しかったし、楽しかった。ちょっと怖い方だと思っていたが、めっちゃ優しかった(笑)」

松山には「つね」と呼んでもらっているという久常。彼がいつか米ツアーで、憧れの松山と優勝争いができる日が来ることを期待したい。

今田竜二の突然の参戦に本人がビックリ!

©Yoshitaka Watanabe

松山英樹(右)と練習ラウンドをする今田竜二(左)。

©Yoshitaka Watanabe

もともとテレビ局のレポーターを務めるために来日を考えていた今田竜二。
大会直前になって突然、出場のオファーが舞い込み、ビックリしながらも6年ぶりの出場を決意。
ラスベガスから、他の選手たちと一緒にチャーター機で来日した。
実際、「今年の5月から18ホールを回ったことがない」と明かしていた今田。
最近はツアーの出場権もなく、競技ゴルフからは遠のいていたため、ほとんど練習もしていなかったという。

「100球練習したら、手にマメができて痛い(笑)」。

それでも試合中は、持ち味の小技のうまさや、ドライバーでの豪打も披露。
結果的には最下位に終わったが、約180万円の賞金をゲットし、再びアメリカへと帰って行った。

大勢のギャラリーの前でプレーしたい

©Yoshitaka Watanabe

プロゴルファーよりも多忙?! 世界アマチュアランク1位の中島啓太。

今大会、唯一アマチュアで出場した世界アマチュアランク1位の中島啓太。
通算イーブンパーで回り、28位タイで終了した。

「大勢のギャラリーが、松山さんの組について歩いていたので、自分もいつか大勢のギャラリーの中でプレーしたいと思った」

8月の「全米アマ」では思うようなプレーができず、悔しい思いもしたが、その後「パナソニックオープン」ではアマチュアとしてツアー初優勝。
ZOZOのあと、「アジアパシフィックアマチュア選手権」で優勝。
来年の「マスターズ」行きの切符を手にした。

また、来年1月の「ソニーオープン」への推薦出場も決まっている。
日体大3年生の中島は、すぐにはプロ入りを考えておらず、来年11月の大学の試合まではアマチュアとしてのステータスを維持する。

海外選手から、YouTube出演を迫られた中西

©Yoshitaka Watanabe

最終日に63をマークした中西直人。28位タイに終わった。

米ツアー初挑戦となった中西直人。
最終日は日本の国旗と今大会のスポンサー「サトウ食品」(中西も契約)のブランドカラーである白・赤のウェアを身に纏い、ビッグスコアを叩き出した。

「推薦された時、なんで僕なんだろう? って思ったんですけど、盛り上げるとか自分にしかできないこともあると思い、自分なりにできること、最高のパフォーマンスをして一緒にみんなで盛り上がれるよう心がけました」

中西はファンサービスにも非常に熱心で、子供にボールをあげたり、サインや写真撮影にも積極的に明るく応じている。
また登録視聴者数9万人のユーチューバーでもあり、発信力は抜群だ。
そんな彼は、今大会で一緒にプレーしたウェスリー・ブライアンからも「おまえ、なんでそんなに有名なんだ? 俺もユーチューブに出させろ」と言われたという。

最終成績

優勝松山英樹−15
2位キャメロン・トリンガーリ
ブレンダン・スティール
−10
4位マッケンジー・ヒューズ
マット・ウォレス
セバスチャン・ムニョス
−6
7位トミー・フリートウッド
金谷拓実 ラント・グリフィン
キーガン・ブラッドリー
ルーク・リスト サム・ライダー
コリン・モリカワ
ブランデン・グレース
−5
18位今平周吾 岩田 寛−2
28位@中島啓太 中西直人
ザンダー・シャウフェレ
E
35位稲森佑貴 大槻智春
香妻陣一朗
1
39位星野陸也 永野竜太郎2
44位リッキー・ファウラー
大岩龍一
3
52位久常 涼5
57位小平 智 比嘉一貴
杉山知靖 CTパン
7
66位木下稜介 片岡尚之9
77位今田竜二17

Photo/Yoshitaka Watanabe

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