Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe
もともと欧州ツアー(現DPワールドツアー)との日本初の共催を実現すべく進めてきたISPSだが、コロナウイルス感染の影響で海外からの選手たちの隔離問題などもあり、今年はやむなく「延期」となった。そして今年は「とりあえず」日本ツアーだけで開催することになったのが「ISPS HANDA欧州・日本、とりあえず日本トーナメント!」だ。
今週の4月21日〜24日に茨城県のPGM石岡GCにて開催。賞金総額1億300万円、優勝賞金2000万円をかけて144名のJGTOツアーの選手で争われる。石川遼、池田勇太、片山晋呉、藤田寛之、宮本勝昌、星野陸也、木下稜介、堀川未来夢、時松隆光をはじめ、ISPS契約選手も多数出場。選手会長でISPS契約選手の谷原秀人をはじめ、同じくISPS契約選手で、昨年度の賞金王、チャン・キム、「東建ホームメイトカップ」で優勝した香妻陣一朗、ミスターフェアウェイの稲森佑貴、ファンサービスに定評のある中西直人、「SMBCシンガポールオープン」「東建ホームメイトカップ」で2位の桂川有人、塩見好輝、藤本佳則、鍋谷太一などが出場する。
なお、入場料は無料で、アイス&焼き芋食べ放題、先着1000名にお弁当&お茶のサービスなどもある。また、最終日の24日には、「明るすぎる劇団・東州 野外公演」も実施。昨年から「ゴルフトーナメントは興行。ゴルフ文化を創造したい」と半田会長は表彰式の前にプロレスや薪能などのイベントをゴルフ場内で実施し、ギャラリーだけでなく選手をも楽しませている。今年もこのコンセプトは変えずに、さらなるゴルフ文化の発展に注力している。
「今回は練習日からギャラリーを入れ、託児所も作りました。プロゴルファーもギャラリーもメディアも楽しめるトーナメントにし、ゴルフの活性化のためにあらゆることをやってみよう、というコンセプトのもとにやっています。ISPSはエンタメに徹し、やりすぎるくらいにやり、カタにはまらないものを改革していきたい」(ISPS半田晴久会長)
今週末は、家族や友人と現地に足を運んで、ゴルフ観戦+αの楽しみを満喫してはいかがだろうか?
<第1ラウンド組み合わせ及びスタート時間>
https://www.isps.or.jp/wp-content/uploads/2022/04/1R-kumiawase.pdf