Text/Eiko Oizumi
Photo/LIV GOLF
前回のボストン大会の個人戦で、初優勝を飾ったダスティン・ジョンソンの勢いが止まらない。
今週、シカゴ郊外のリッチハーベストファームズ(7425ヤード・パー72)で開催されている「LIVゴルフインビテーショナル・シカゴ」の初日、首位に立ったのはダスティン・ジョンソン。6番ホールから4連続バーディを含む、9バーディ、ノーボギーの63をマークし、「全英オープン」チャンピオンのキャメロン・スミスに3打差をつけてホールアウトした。
「とても安定感のあるプレーで、何度も同じ球が打てた。とても安定している。いつも僕は弾道を安定させたいと思っているけど、今はそれが非常にうまくいっている」
リッチハーベストファームズは、ツアープレーヤーにはあまり馴染みのないコース。DJにとっても初めて回るコースだが、彼の目にはどう映っているのだろうか。
「火曜日に来て9ホール回り、水曜日にも9ホール回って、昨日のプロアマで18ホールをプレーした。何回かコースを見たけど、コースはいいね。フェアウェイに打って、グリーンに乗せれば、良いスコアが出る。どこのホールにもトラブルはあり得るコースだけど、パー5で2オンできるところでは、それを生かしてスコアを伸ばしていきたいが、フェアウェイをキープして、グリーンに乗せれば、たいていは良いスコアが出るはずだよ」
初日の段階で、個人として首位に立っただけでなく、チーム戦でも彼の率いる4ACES(フォーエイシズ)は首位に立っている。第2回ポートランド大会以来、3連勝を飾っているが、DJはボストンまでのたった4試合で、個人戦で7712500ドル(約11億255万円)、団体戦で2250000ドル(約3億2170万円)と荒稼ぎ。合計で約14億2425万円と、破格の賞金額だ。今後、シカゴ大会の後は、バンコク、ジェッダ(サウジアラビア)、マイアミと試合が3試合続くが、彼の好調ぶりは止まることはないだろう。なお、第7戦が終わった時点で、個人のポイントランキングが1位の選手には1800万ドル(約25億2000万円)というビッグボーナスが用意されている。
今週もDJが個人戦も団体戦も勝利して6億強の賞金を手にするのか、キャメロン・スミスら実力者がストップをかけるのか、興味深い。