Text/Eiko Oizumi
Photo/LIV GOLF
今週のシカゴ大会で2戦目のLIVゴルフ参戦となる、「全英オープン」チャンピオンのキャメロン・スミスは、ダスティン・ジョンソン同様、ボギーなしのプレーで6アンダーをマークし、2位発進。前回のボストン大会では、優勝したダスティン・ジョンソンに1打及ばず、プレーオフに食い込めなかっただけに、今週はなんとしてもリベンジを果たしたいところだ。
「このコースは初めてだけど、好きなコースだ。素晴らしいコースだよ。今日はいいラウンドが出来たと思う」
スミスがキャプテンを務める「パンチGC」は、4人ともオーストラリア人で構成されており、チーム戦でも初日は2位につけた。ここのところダスティン・ジョンソン率いる「4ACES GC」がチーム戦で3連勝を飾っているだけに、「パンチGC」としては「4 ACES」の優勝を食い止めたいところだ。
また「ハイ・フライヤーズGC」のマシュー・ウルフが5アンダー(67)をマークし、3位につけている。彼はボストン大会で、グリーンに手こずり、優勝争いから脱落したが、初日のプレーでパッティングに改善が見られ、本人も嬉しそうだ。
「僕はいつもパターが得意な方だから、パターが入らないとすごくフラストレーションが溜まってしまうんだ。時々はそういう時の怒りや感情をコントロールすることはできるけど。今日もそんなにいいパットがたくさん決まったわけじゃないけど、今まで通りにパットができて、いい位置につけることができた」
なお、ここのところ低迷しているフィル・ミケルソンも初日を2アンダーで終え、11位タイにつけている。
「私はとても楽しんでいる。やる気もあるし、一生懸命練習するのもワクワクするよ。望んだ通りの結果は出ていないけど、一生懸命練習しているんだ」
ミケルソンは、キャメロン・スミスやマシュー・ウルフなど、LIVゴルフの若手と競技で争うことを楽しみ、ファンに対して、選手に対してフレンドリーな雰囲気も気に入っているという。
「エネルギーが違うよね。みんな人の話をよく聞くし、我々はプレーヤーズミーティングを開くんだけど、みんな人の意見をよく聞いて、最高のものを作り上げようとしている。何か改善できることがあれば、僕たちは変えられるんだ。(試合中に着用がOKになった)短パンも快適だよ。LIVゴルフはプロゴルフを新しいものに変えているんだ。みんな選手やファンたちにとってフレンドリーな環境を楽しんでいると思う」