Text & Photo/Eiko Oizumi
Photo/ISPS
「ISPS HANDA・やっぱり面白いシニアトーナメント」と同時開催された「ISPS SUPER SENIOR」。32名のプレーヤーが出場したが、優勝したのは1950年8月5日生まれの72歳、高橋勝成だった。
2日間大会のスーパーシニアの部では、初日を終えて福沢孝秋が5アンダーで首位に立ち、高橋は3打差の2アンダーをマーク。最終日である2日目は、福沢が81の大叩きで一気に5オーバーの6位タイに後退する一方、最終組で高橋が一緒に回っていた初見充宣と、その一つ前の組を回る佐野修一との優勝争いとなったが、高橋が通算1アンダーで佐野、初見と2打差をつけ優勝した。
「この2ヶ月近く、体調がおかしかった。最初は腰の痛みだと思っていたけど、実は両肩が悪かったことがわかったんです。腰だと思ってマッサージしていたけど、重いクラブで練習していたりして、少しでも鍛えようとしていたのが裏目に出ました。ファンケルの時に体中が痛くなって、重いクラブが原因だとわかったんです。この2週間で痛みもなくなり、かなり良くなってきました」
また、スイング面でも昔から自分のスイングを知っているという佐野修一と練習ラウンドをして、アドバイスを送ってもらったのも大きかった。
「インパクトの形を作ってから、ちゃんと振れ!って言われました。それまではがむしゃらに振っていたから。自分でもアマチュアの方によくいうことなんですけどね(笑)」
佐野のアドバイス通りにスイングを修正すると、スイングするフィーリングも飛距離も戻ってきたという。
PGAシニアツアー記録によれば、今大会の2日間のラウンド(69、72)で、エージシュートは28回目を達成した。
「オーバーパー(サザンクロスリゾートのパーは71)でエージシュートというのも、なんだかモヤモヤしますが、佐野さんとか上原さんとか、年上の人たちにはやはり負けたくない。試合に出る以上、年齢は関係ない。だから資格があれば、歳を取っても頑張って試合に出たいですね」