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ディフェンディングチャンピオン
の松山英樹2連覇ならず

Text & Photo/Eiko Oizumi

最終日は時折、首の痛みを感じることもあったという松山。

最終日、25位タイからスタートし、追い上げが期待されたディフェンディングチャンピオンの松山英樹は、2バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの71とオーバーパーを叩き、優勝したキム・シウーと11打差の通算7アンダーでホールアウト。日本勢では最上位ながらも、48位タイと不満の残る結果となった。

「多少、首に痛みがあったが、来週は休みなのでしっかり休んで、しっかり治したい。(今週は)いい部分と悪い部分がはっきりした。ショットに関してはある程度のものが出せた。いいプレーができるところくらいにはなってきたんで、先週と(比べると)すごく変わった。パッティングは、オフにいい感じで仕上がったと思ったんですけど、この2週間はダメだった。もうちょっと考えて、何をすればいいのか、しっかりやりたい」

「ディフェンディングチャンピオンとしては、なかなか思うように結果を出せなかったので、次の試合(ファーマーズインシュランスオープン)に向けて、また優勝して戻って来られるようにしたい」

 松山は昨年の3月の「アーノルド・パーマーインビテーショナル」で首の痛みを覚え、それ以降、痛みを感じたり、感じなかったりを繰り返してきたという。10〜11月には毎試合、痛くなっていたといい、その後病院で検査した結果、解決策も見つかった。

「まずは休むこと。トレーニングで今までやってなかった部分を少しできているので、そこで少し良くなっている」

 先週の「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」でもほとんど痛みを感じることなく4日間を終え、翌週の「ソニーオープン」でも痛みを語ることはなかった。だが、最終日には再び痛みを感じ、トレーナーに背中のマッサージを受ける場面も見られた。

「昨日はよかったが、なかなか思うようにすぐには良くならない感じ。まぁ、2週間(プレーが)できて、最終日まで体が持ったということはすごくいいことだと思う」

1週間休んで、次戦の「ファーマーズインシュランスオープン」までにいい状態に戻したいと語った。

 さて、「もともとソニーオープンは苦手だった」という松山だが、昨年はこのワイアラエCCを克服して優勝できたことが嬉しかったと、試合前の公式会見で語っていた。勝負を決めた、プレーオフでの18番ホールの圧巻の3Wショットについて聞かれると、「実際、ボールを追えていなかったんで、ハイライト(映像)を観ると、ああ、すごいショットだったんだな」と思ったのだという。

 だが、「苦手なものは苦手」といい、「(今年も)同じ結果を求められても苦しい部分はあるが、いい状態でできれば、そういうことも可能ということが去年わかったので、そういうふうにしたい」とも語っていた松山。残念ながら2連覇を果たすことはできなかったが、苦手意識のあるこのコースで、今年松山が樹立した記録が実はある。「ソニーオープン」史上、アンダーパー最長記録(14回連続)を打ち立てたのだ。最終日は71(パー70)で記録更新とはならなかったが、スコアメイクが難しいワイアラエCCで、過去3年以上、オーバーパーを叩いたことがないということ。これは優勝と匹敵するくらい難しい偉業だ。

最終日は、オーストラリアのアーロン・バデリーとのラウンド。
ツアー屈指のショットメーカー松山の、アイアンショット。最終日はピンそばにつくことも多かったが、パットを決めきれず、スコアを伸ばすことはできなかった。

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