Text & Photo/Eiko Oizumi
今年初のアジアのLIVゴルフイベントが、シンガポールのセントーサGCセラポンコースで4月28日〜30日に開催される。
セントーサGCは、アジアンツアーとJGTOの共催試合「SMBCシンガポールオープン」や、LPGAの「HSBC女子チャンピオンズ」、「アジア・パシフィック・アマチュア選手権」など、プロアマ問わず、ワールドクラスの試合を数多く開催してきた、世界有数のチャンピオンシップコースだが、今回初めてLIVゴルフが開催される。
過去、「シンガポールオープン」に出場した経験を持つ、ルイ・ウーストハイゼンは、「セラポンコースは、素晴らしいコース。もしティショットの調子がよければ、大きなアドバンテージになる。家族を今回は連れてきているが、素晴らしいリゾートだよ」と語る。また、2009年「シンガポールオープン」で優勝しているイアン・ポールターは、「ここで優勝したのが14年前だなんて信じられない。大勢の選手にとって、初めて回るコースだと思うけど、過去僕はここでいいプレーを何度もしてきたコースだし、すごく楽しみ。去年、シンガポールグランプリ(F1)を観戦に来た時に、改造後のコースを回ったけど、みんなこのコースを楽しんでプレーできると思うし、シンガポールは世界でもベストシティの一つだし、素晴らしい1週間になるよ」と語っていた。
セントーサGCは、世界でも最もエコを考えるゴルフ場として表彰されているが、今年、「世界初のカーボンニュートラルなゴルフ場」としても認められた。最小限の散水が可能な灌漑システムや、電気自動車用のEVチャージステーション、廃棄物消化装置などを完備し、廃棄された食べ物などをすりつぶし、堆肥として使用するなど、至る所でエコを実施している。
世界有数のチャンピオンシップコースとしてだけでなく、エコを実践するゴルフ場として、世界をリードするセントーサGCでの、48名の戦いに注目だ。