タイガー・ウッズ、元恋人に訴えられる！
2017年「プレジデンツカップ」で公の場に姿を現して以来、タイガーのガールフレンドだったエリカ・ハーマンさん（左）。写真は2018年「ライダーカップ」にて。
2017年から約5年半交際し、フロリダ州ジュピターのタイガーの自宅で同棲していたエリカ・ハーマンさんが、タイガーに対し、3000万ドル（約41億円）の損害賠償を請求。
タイガーとの関係は昨年10月に解消したが、その後も彼の代理人に休暇を取るように勧められ、住居を出た後、戻るのを拒否された。
彼女は別れた後も5年間はタイガーの自宅に住む約束をしていたという。
もともと交際が始まる段階で秘密保持契約（NDA）にサインしていたが、ハラスメントや暴行に関する事案だとし、エリカさんは契約の無効を主張。
だが、それに対しタイガーは反論。
「彼女がセクハラ、性的暴行を受けたことはない。NDAの約束を反故にして、別れた怒りを晴らそうとしている」と語った。
タイガー・ウッズのキャディがパトリック・キャントレーのキャディに
「ウェルズファーゴ選手権」から、パトリック・キャントレー（右）のキャディを務めているジョー・ラカバ。
親友のザンダー・シャウフェレとペアを組んで出場した「チューリッヒクラシック」の後、キャントレーは、それまでのキャディと袂を分かち、2011年以来、タイガー・ウッズのキャディを務めてきたジョー・ラカバとタッグを組むことになった。
ラカバはもともとフレッド・カプルスのキャディを務めていたが、キャントレーはカプルスと長年の友人で、何度も一緒にプレーしたことがあるという。
「僕はフレディにジョーの素晴らしい話を何度も聞いてきた。そこでジョーに連絡を取ってみると彼は、僕のキャディをやれる、という返事が返ってきたんだ」。
ラカバはタイガーにキャントレーのキャディをやってもいいかと聞くと「その仕事を受けないなんておかしい。キャディをやって、トーナメントで勝ち、素晴らしい時間を過ごしてほしい」と言われたそうだ。
パドレイグ・ハリントン、世界ゴルフ殿堂入り
「全英オープン」２勝と「全米プロ」のメジャー３勝を挙げたハリントン。
メジャー３勝を挙げ、2022年には「全米シニアオープン」でも優勝したハリントンが、2024年に世界ゴルフ殿堂入りを果たすことになった。
アイルランド人選手としては、ジョー・カー、クリスティ・オコーナーSrに次ぎ、3人目。
「いろんな感情が湧き起こっているが、ゴルフ殿堂入りを果たし、以前に殿堂入りを果たした私のヒーローや尊敬する人々の仲間入りをすることができたことを謙虚に受け止めたい。嬉しいだけでなく、満足感や達成感がある」と語っている。
マックス・ホーマ、ツアーのキャラクター不足を嘆く
今年「ファーマーズ・インシュランスオープン」でツアー６勝目を達成。
PGAツアーのジェイ・モナハン氏はいかなる場合でもLIVゴルファーのツアーの復帰を認めないことを明らかにしているが、マックス・ホーマはLIVゴルファーのブライソン・デシャンボーの名前を挙げ、「ツアーには（デシャンボーのような）個性のあるキャラクターがいない。完璧すぎるテレビ番組や映画はつまらないが、ブライソンはおそらくゴルファーの中でも最も興味深い人物。彼らを戻すことはゴルフにとっていいことだ」と語っている。
ジム・フューリック、2024年「プレジデンツカップ」米国チームキャプテンに就任！
PGAツアー17勝のジム・フューリックは、過去7回「プレジデンツカップ」に出場した。
米国選抜VS世界選抜による2年に一度の祭典「プレジデンツカップ」は、来年9月24日～29日、カナダ・モントリオールのロイヤル・モントリオールGCで開催されるが、米国選抜チームのキャプテンに、ジム・フューリックが任命された。
一方、世界選抜チームのキャプテンは、カナダ人のマイク・ウィアに決定している。
「キャプテンに選ばれたことは、本当に名誉なこと。数十年にわたり、このイベントは大きく進化し、今日のグローバルなショーケースとなった。この勢いを続けていくことにとてもワクワクしている」と語った。
なお、フューリックは2015年、2017年の「プレジデンツカップ」でアシスタントキャプテンを務め、2018年「ライダーカップ」では、米国チームのキャプテンを務めた経験がある。
1873年に創設されたロイヤル・モントリオールGCは北米最古のクラブで、「RBCカナディアンオープン」の開催コースにもなった。
ジェイソン・デイのめまい再発
豪州ボーデザート出身のジェイソン・デイ。現在はエリー夫人や子供たちと米国オハイオ州に住んでいる。「全米プロ」優勝。
今シーズンは、14試合出場時点で、トップ10入り7回、予選落ちはわずか2回と好調を取り戻しつつあるジェイソン・デイ。
2015年「全米オープン」の途中でめまいを感じたことがあったが、ここ最近「マスターズ」や「WGCデル・テクノロジーズ・マッチプレー」でもめまいに悩まされたという。
「最初にこれが起きたのは、2015年のチェンバーズベイでの全米オープンでのことで、どう対処すればいいかわからなかった。だが今は何が起こっているのか正確にわかる。ゴルフをすることに伴うストレスが原因であり、常にストレス下に身を置くと免疫系が弱ってしまう。これは私の内耳を攻撃するウイルスのせいなんだ」
デイは、食事の改善や休養を通して対策を講じることで症状を抑える必要があると感じているが、ようやく復調の兆しを見せているだけに、ストレスなくプレーし、再び優勝争いができるところまで復活してほしいものだ。
PGAツアー史上、最高額約４億円の罰金を課されたローリー・マキロイ
昨年、「ツアー選手権」で優勝し、フェデックスカップ総合優勝も決めたマキロイ（右）と、PGAツアーコミッショナーのジェイ・モナハン氏。
今年からPGAツアーに導入された「指定試合」と呼ばれる12試合がある。
これはトッププロに義務化されている試合であり、1試合は欠場が許されるが、それ以上は罰金の対象となることになっていた。
この制度の推進派でもあったローリー・マキロイ自身が、実はこの制度の罰金の対象者となり話題となった。
彼は今年の1月、「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」ですでに1試合、欠場していたが、「マスターズ」直後の「RBCヘリテージ」で2回目の欠場。
罰金は、プレーヤーズ・インパクト・プログラム（PIP）のボーナス金1200万ドルから、引かれることになっている。
ケガや病気であれば、その対象にはならないが、彼の場合はその理由は当てはまらない。
なんでも「マスターズ」で予選落ちをしたことで、精神的に翌週の試合に出場できる状態ではなかったと語っている。
Text/Eiko Oizumi
Photo/Getty Images
