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    氷入りの風呂に入ること

若さの秘密は、毎朝自宅で
氷入りの風呂に入ること

Text/Eiko Oizumi
Photo/Augusta National Golf Club

始球式に参加したゲーリー・プレーヤー(中央)。

「マスターズ」の開幕を告げる、毎年恒例の「始球式」が行なわれ、ゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラス、トム・ワトソンの3人が登場し、1番ティーでティショットを放った。

 その後、3人の記者会見が行なわれたが、エイジシュートを2500回以上記録している現在88歳のゲーリー・プレーヤーが「若さの秘訣」を問われると、次のように語った。

「まず初めに人生が大好きで、人が大好きで、自分の仕事が大好き。私は非常に幸せだ。インドへ行ったが、そこに老齢の学者がいて、長寿の秘訣を教えてくれた。今、この地域には140歳とか150歳まで生きる男性がいるが、細胞移植を受けたり、体の中に新しい血液を入れたりするためだ。これは事実だが、夢のようなものかもしれない。彼は長生きするための取り組むべき10のことを教えてくれたが、それを実行し、毎日やってるんだ」

「私はとても健康で、今でも両足で300ポンドを押すことができる。トレッドミルを最大で走り、読書もたくさんする。たくさん笑い、心の中には愛がある。それはすごく大事なことなんだよ」

「自宅にいるときは毎朝、氷風呂に入ることにしている。これは今、世界に奇跡をもたらしているが、まるで自分たちがいま発明したかのように言っている者もいるが、日本人やアジアでは何千年もやってきたことだ。こうして毎日、10のことを守って実行しているが、長生きするために最も大事なことは少食であること。ジムも重要だが、食べすぎないということの重要性は、ジムの4倍であり、医学的な事実だ」

 記者会見後、プレーヤーに「日本人で氷風呂に入る人なんて、そんなにいないと思いますよ。私は少なくとも入ってない(笑)」と言うと、「キミも入った方がいいよ。特に怪我をしてる時とか、体が痛いときはね」と骨折治療中の私にアドバイスをくれた。

 氷風呂に入るとなると、かなりの気合いと忍耐がいるだろうが、プレーヤーは頭まで氷風呂に潜るんだそう。親日家のプレーヤーの好きな言葉は「ニンタイ」。きっと「ニンタイ」強く、毎朝の健康のルーティーンを行なっていることだろう。

始球式後の記者会見に参加したゲーリー・プレーヤー(右)。左はトム・ワトソン。

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