―原英莉花、西郷真央に続け!―
ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクション
supported by ISPS HANDA
2022年2月5日、6日、12日、13日/ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー(千葉県)
“プロを目指している若人のチャレンジを待っている!”ジャンボ尾崎
ゴルフ歴や、他のスポーツ経験、本人の体力ややる気などを丁寧にチェックしていくジャンボ尾崎。
大事なことは、一つのことを着実に進めていくこと
原英莉花、西郷真央など才能溢れる若手プロゴルファーを世に送り出しているジャンボ尾崎(尾崎将司)。
昨年は、教え子の佐久間朱莉がプロテストでトップ合格を果たしたが、最近では、自身の練習よりもジュニア育成に注力し、ジュニアに最高の環境で練習させたいと、練習道具作りに励んだり、芝刈りなどに精を出す毎日を送っている。
さて1年に一度、彼が行なっているのが、「セレクション」と呼ばれる選抜会。
新・高校1年生から大学生(22歳)までの、JGAハンデ5以下、または大会での実績があるプロゴルファーを目指す男女を募り、彼らの中からジャンボのお眼鏡にかなった数名が毎年ゴルフアカデミー入りを果たし、プロゴルファーを目指している。
今年も2月上旬に行なわれ、選抜メンバーが決定した。
ジャンボのジュニアゴルファーに対する想い、考え方をご紹介しよう。
富士山に登るのは最後。
その前に黙々と練習し目標を次々にクリアしていくことが大事
「女子の方が黙々と、言われたことをきちんとマニュアル通りにこなしている」(ジャンボ)
2022年4月に入学する新高校1年生〜大学生(22歳)までのアマチュアが参加。男女合計28名の中から、ジャンボの厳しいチェックを経て合格できた者だけが、アカデミー入りできる。
Q :ジュニアの、どんなところをチェックしているのですか?
ジャンボ:スポーツ選手だから、運動能力もある程度はなきゃいけない。
最近は球もよく飛ぶし、それに耐えるスピード、体力があるかというところだね。
大事なことは、一つのことを着実に進めていくということなんだ。
Q :ジャンボさんは「振る力」を重視していますが、今年の受講生はどうですか?
ジャンボ:今年は3〜4人、有望な選手はいたね。
女子はちょっと全体的にパワー不足かな。
男子は振ろうとするけど、ゴルフはコントロールゲーム。いかに安定した球を打てるかが大事だね。
Q :3種類の素振りをやっていますが……
ジャンボ:速くスピードアップできるかと、体のパワーがあるかどうかを、少し重いものでやらせている。
どれだけ対応できるか見ているんだ。
素振りは今の子供達には足りない気がする。もっと素振りをした方が、体の力がつくんだけどね。
Q :アカデミー出身の原選手、西郷選手、佐久間(朱莉)選手などに共通している点は?
ジャンボ:向上心が強いよね。
目標もしっかり持つことができている。
最終目的が大きければいいというわけではなく、目標はクリアしないといけない。
それを超えたら、次の山に挑戦。富士山に行くのは最後だよ。
Q :松山英樹選手や笹生優花選手が海外メジャーで優勝しましたが、アカデミー生で手応えのある選手はいますか?
ジャンボ:可能性がないわけではないけど、飛び抜けて足が強いヤツはなかなか。
女子はチャンスあるだろうな。
日本の女子ゴルフ界はレベルが高いもん。
世界も近くなってきていると思うよ。
今や250ヤードの世界。
昔よりも20ヤードは飛距離が伸びている。
トレーニングもしないとね。
Q :ジュニア世代と接していて気になることはなんですか?
ジャンボ:練習する体を持ちなさいと言いたい。
練習が嫌いなヤツは好きじゃない。
一生懸命が何であるかを若い子は知らないといけないね。
ジャンボ尾崎公認
最初で最後のジャンボの書籍
主婦の友社から2021年12月18日に出版されたゴルフ界のレジェンド本。定価1980円(税込)。
ジャンボ軍団のプロゴルファー、金子柱憲が執筆。
「体」の重要性を説くジャンボ。ショットの練習だけでは、体の芯の強さや筋肉の強化はできない、という。
国内外通算113勝、国内男子ツアー賞金王12回と圧倒的な強さを誇り、世界殿堂入りも果たした尾崎将司。
「ジャンボ尾崎」として広く知られ、ジャンボ軍団を結成しているが、軍団員の金子柱憲が「長年、俺や軍団を見てきたお前ならいい」とジャンボの許可のもと、知られざる素顔と揺るぎないゴルフ理論を執筆。
ジュニア育成を志す指導者も必読の1冊だ。
Text/Eiko Oizumi
Photo/事務局提供
HP/ http://jumbo-ss.net
(ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー)
http://jumboacademyselection.com
(ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクション supported by ISPS HANDA)