医療従事者応援・ISPS HANDAゴールデン・ミックス・トーナメント!!
開催日程: 2020年11月9日〜10日(2日間競技)
開催会場:草津カントリークラブ(群馬県)
Text / Eiko Oizumi
Photo/大会提供
紅葉も終わりに差し掛かり、小雪が舞う草津で開催された、男子・女子・シニアの3ツアーの選手による「ゴールデン・ミックス・トーナメント!!」。男子ツアーの幡地隆寛が松本将汰とのプレーオフを制し、優勝を遂げ、優勝賞金600万円を獲得した。
「この間のAbemaTVツアー(最終戦)の試合でプレーオフで負けているので、なんとか勝てて良かったです。今週はシニア、女子と一緒という形式でしたけど、いつも通りの試合の感覚でできました」
幡地は広島県の出身で、1993年生まれ。東北福祉大在籍時代は「日本アマ」ベスト16入りを果たし、2015年の「関東学生」では優勝を飾っている。同年にプロ入りを果たしたものの、2018年までツアーでは予選通過ゼロ。しかしその後AbemaTVツアーで徐々に成績を上げ、「南秋田CCみちのくチャレンジ」で2位に入り、賞金ランク14位に。2019年からレギュラーツアーにも挑戦しているが、賞金ランク67位でシード権を逃した。今年もAbemaTVツアーとレギュラーツアーの両ツアーに出場し、AbemaTVツアーでは「ディライトワークスチャレンジ」で2位に入賞。日本オープンにも出場し、48位タイに入った。身長188cm、体重98kgの文字通り「大型プレーヤー」である。
「このあとVISA(三井住友VISA太平洋マスターズ)に出場するんですが、いい形で試合に臨めそうで楽しみです」と優勝後に語っていた幡地。大会前は連戦の疲れのせいかクラブが思うように振れず、1週間休んでクラブを握っていたなかったという。そして今大会の練習ラウンドでもアンダーパーを出せるような状況ではなかったというが、試合に入るとショットの調子を取り戻し4アンダー発進。2日目もスコアを3つ伸ばして7アンダーとした。
今大会での優勝で自信をつけた幡地は、三井住友VISA太平洋マスターズでも予選通過を果たし、25位タイに入っている。