始発電車で駆けつけてくれた新妻に捧げる完全優勝
コロナ禍の中、最も大きな打撃を被っているのは国内男子ツアーの選手たちだ。
女子に比べると試合数も少なく、それでは気の毒だとISPS半田会長が立ち上がり、JGTOとコラボで急遽開催したチャリティートーナメント。
食べ放題や魚釣りなどのおもてなしも進化し楽しくプレーして、観戦できる大会となっている。
ISPS HANDAコロナに喝!! チャリティーレギュラートーナメント
2020年10月29日〜31日/福島県・五浦庭園CC
【優勝】 比嘉一貴
1995年4月23日生まれ。158cm、70kg。2017年プロ転向。東北福祉大出身。2019年「RIZAP KBCオーガスタ」でツアー初優勝。宮里優作らの父・宮里優氏に師事。
JGTO青木功会長(左)とISPS半田晴久会長(右)。
アイアンショットの距離感に悩みながらも、なんとか調整。優勝にこぎつけた比嘉。
早く元のトーナメントに戻って欲しい!
ISPSが7月末以降、一貫して続けている「コロナに喝!!」シリーズも、いよいよ佳境を迎えている。
過去のJGTOとの確執を全て水に流し、試合に出たくても試合がないため、戦えない選手たちを思い、ISPS半田会長が急遽、JGTOと共催で立ち上げた「チャリティートーナメント」。
予選落ちした選手にも一律6万円の賞金が支給されるという、出場者全員にやさしい試合である。
優勝したのは昨年ツアー1勝を挙げた新進気鋭の比嘉一貴。初日から首位をキープし、完全優勝を果たした。
「(1月に)結婚後、初めて優勝したので、奥さんも喜んでくれると思います。」
今大会の優勝を自信に変えて、より大きな舞台での活躍に期待したい。
Text & Photo/Eiko Oizumi Photo/ISPS