Text & Photo/Eiko Oizumi
国内男子ツアー「ISPS HANDA欧州・日本、とりあえず日本トーナメント!」もいよいよ大詰め。75人中、54人の選手が60台をマークした3日目、首位に立ったのは昨日から首位を守った桂川有人と、フィリピンのジャスティン・デロスサントスの2人。ともに通算18アンダーで首位タイに立った。3位タイには本日のベストスコア62をマークした大西魁斗と64をマークした植竹勇太が通算17アンダーの首位と1打差で並び、以下、片山晋呉、星野陸也は首位と16アンダーで並んでいる。
「全体的に3日間で1番良いゴルフができた。最終組でのラウンドは、アマチュアのときに出場した日本オープンの3日目以来だったが、最終日最終組は初めて。チャンスを逃すと下から伸ばしてくる選手に逆転されてしまうので、今日みたいにチャンスをモノにしてバーディを獲っていきたい。ティショットからしっかり、弱気にならないようにしたい。小さいゴルフにならないようにしたい」(桂川)
「前半、パットのタッチも合っていて、とても良いプレーができた。雨が降ったおかげでコースが柔らかくなっているので、スコアが出やすいコンディションになっていると思います。明日はフェアウェイにボールを置いて、パットを決めて行くことがカギ。フェアウェイキープできれば、スピンがかかるボールが打てるようになるので、パットが決まりやすい位置にボールを運ぶことができる。戦略としてはピンをダイレクトに狙っている」(デロスサントス)
「比較的パターが入ってくれた。それで1日の流れがよくなり、9アンダーにつながったと思う。距離感がよかったので、曲がるパットでも距離感がよく出た。丸山茂樹プロにいろんなアドバイスを頂いたことが、1番大切だと思うので、出会いは大事。目標は後半戦に行くこと。そこをクリアして、次の目標を立てたい」(大西)
「ショット的には悪くはないが、良い感じに罠にハマった。明日は最低23アンダーには伸ばしておかないと。アイアンのセカンドショットの精度でほぼ決まるような……。いかにベタピンにつけて、1ピン以内のバーディパットを入れることが大事」(星野)
明日もバーディ合戦が予想される最終日。バーディを待つのではなく、獲りにいかないとライバルたちに置いていかれる展開なだけに、選手たちの積極的なプレーと、優勝を巡っての混戦模様が楽しみだ。