Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe
第2ラウンドで、連続60台達成記録を16回とし、史上1位となった星野。第3ラウンドもまた好調なゴルフを見せ、5バーディ、1ボギーの66をマーク。連続60台の達成記録を17回と伸ばし、金谷拓実と同様、通算11アンダー、首位と2打差の4位タイで、最終日を迎える。
「今日のショットは3日間の中で、一番よかった。スコアを6つ伸ばしたかったが、最終ホールでもったいないボギー。なんとか最終日、上位争いして、逆転できるよう頑張りたい」と語った。
「今日はサンドウェッジで打ってもピッチマーク(打球が芝に落ちた時につく傷)が全然つかなかったので、仕上がってるな、と。今日からコンパクションが一気に上がって、最終ホールも狙ったところに落とせたのに、グリーンオーバーしちゃって……」
コースから車で約30分の距離に実家がある星野は、開催コースを幼少の頃からプレーしており、ホームコースをプレーするようなもの。予選ラウンドを終え、連続60台のスコア記録を更新したことで、そのプレッシャーから解放されて
「たくさん寝られた。寝るために頑張りました」と笑った。明日の最終組は、ルーカス・ハーバートと最終から2組目で12時10分にティオフ。「前半でしっかりトップに追いついて、後半で逆転できればいい。前半で離されないようにして、自分からプレッシャーをかけられたらいい」と星野。念願の欧州ツアーの初優勝を、地元で挙げることができるかに期待がかかる。