Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe
好天に恵まれた穏やかなロイヤルリバプールでの「全英オープン」が開幕し、3バーディ、2ボギーの1アンダー(70)で初日を終えた松山英樹。日本人勢の中では最上位につけ、19位タイで終了した。
「2番のパーセーブと、5番のバーディパットがすごく自分を助けてれるような、気持ちを切らさずできるようなプレーだったのでよかったなと思います」
2番ホール(パー4)では、2打目でグリーンオンできず、グリーン左手前の花道からアプローチ。約30ヤードをピンそば2メートルにつけ、パーでしのいだ。また4番ホールでボギーを叩いたものの、5番ホールでバーディを取り、イーブンパーに戻せたことは、本人の中でも大きかったようだ。
時折、背中を気にする仕草も見せた松山だが、「多少の痛みはあるが、ゴルフはできる。その中で曲がりながらもいいプレーはできたかな」と語っている。
明日の予選ラウンド2日目も、「全米プロ」チャンピオンのブルックス・ケプカと、パトリック・キャントレーとともにプレー。3人とも1アンダーで終了し、首位のクリスト・ランプレヒト(アマ)、トミー・フリートウッド、エミリアーノ・グリジョとは4打差と射程圏内。明日以降も風次第でコースマネージメントを調整しながら、首位をとらえていく構えだ。