Text/Eiko Oizumi
Photo/Yoshitaka Watanabe
初日を終えて、1オーバーの48位タイからスタートした中島啓太が、2日目のプレーを終え、2バーディ、5ボギー、1ダブルボギーの76で回り、通算6オーバーで予選落ちに終わった。
1番ホールでバーディを奪った後に2番でボギー。5番と7番でティショットを曲げ、1打罰を課されながらもパーセーブでしのいだ前半だったが、9番、10番で連続ボギーを叩き、予選カット想定ラインに1打足りない3オーバーに。風の強い11番から4ホール連続でパーセーブを果たし、昨日イーグルを奪取した15番ホールではバーディを奪取。一つ取り返し、予選カット想定ライン上にスコアを戻したが、16〜17番でボギー。18番では、会心のティショットを打った直後、納得がいかない表情を浮かべたが、ボールはフェアウェイにあるポットバンカーに入り、横に出すだけに1打を費やした。
「16番のボギーはあまり引きづっていなかったが、17番のティショットと18番はすごい良いドライバーショットがバンカーに入ってしまった。18番は、あのボールがバンカーにいくのを見るのは苦しかった」
脱出後の3打目でグリーンをとらえ、予選通過のためにバーディを決めたいところだったが、グリーン左手前のポットバンカーにつかまり、そこから1発で脱出できずダブルボギー。今年も予選通過を果たすことはできなかった。
「(18番のガードバンカーは)普通に打てば問題ないライだったんですけど、おそらくヘッドアップか何かの初歩的なミスをおかしたので、悔しさが倍になりました」
「前半2回、アンプレヤブルでセーブできて流れを切らさずに、15番のバーディまで持っていけたんですけど、まぁ耐えきれなかったので本当に悔しいです。今日だけじゃなくて、昨日もミスしている場所もあると思うので、全体的にもっと上手くなりたいと思った」
「ずっと予選は気にしていましたし、15番で取っても全然まだ油断はしないでしっかり攻められたと思うんですけど、最後は耐えきれなかったので、下手くそだな、と思いました」
「ショットが昨日に比べて荒れていたが、セーブできたホールも多かった」だけに悔しさはひときわ。目下、日本男子ツアーの賞金ランク1位は、絶対に来年はリベンジしたいと心に誓った。