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「オーストラリアは学生時代に合宿をやっていて、
ヨーロッパより慣れている部分もある」
                   比嘉一貴

Text & Photo/Eiko Oizumi

東北福祉大出身の比嘉一貴(左)と現在在学中で、ナショナルチームメンバーの橋本美月。

 「三井住友VISA太平洋マスターズ」(37位タイ)、「ダンロップフェニックス」(10位タイ)と日本ツアーに2連戦ののち、オーストラリアに渡り、「フォーティネット・オーストラリアPGA」(47位タイ)、そして今週の「ISPS HANDAオーストラリアンオープン」に出場する比嘉一貴。昨シーズン(2023年度)のDPワールドツアーを終え、日本ツアーにも2戦出場し、すぐに2024年度のDPワールドツアーに参戦している彼は、少し疲れがたまっているようで、

「ここ最近ないくらいクタクタになっちゃって、疲れてましたが、火曜日に練習もそこそこにしてゆっくり寝たら、だいぶ回復してきました」と語った。

 流れが悪い日々が続いているといい、「なかなか変えられない」と言うが、大学時代に合宿を行なったオーストラリアなら、ヨーロッパに比べて芝質やコースの雰囲気などは慣れている部分もあるかもしれない、と、ここで悪い流れを断ち切りたいところだ。

 今週が終われば、DPワールドツアー第3戦の南アフリカ開催の大会「アルフレッド・ダンヒル選手権」に出場したいと語る比嘉だが、昨シーズンのレース・トゥ・ドバイランキングが120位で、シード選手ではないため、まだ出場権が降りてきていないのだと言う。今週の成績次第では出場できるチャンスも生まれるので、あと一踏ん張り、頑張りたいところだ。

初日のラウンドをスタートした比嘉一貴。

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