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「チームジャパンの一員としてプレーできることに
とてもワクワクしている」中島啓太

Text & Photo/Eiko Oizumi

「パリ五輪」開催コースのル・ゴルフナショナルは、2022年、「アイゼンハワートロフィー・世界アマチュアゴルフチーム選手権」に出場した際にプレー経験を持つ、中島啓太。

  2022年、世界アマチュアランキング1位だった中島啓太は、フランスで開催された「アイゼンハワートロフィー・世界アマチュアゴルフチーム選手権」に出場した際、今回の「パリオリンピック」開催地であるル・ゴルフナショナルをプレーした経験があった。当時も日の丸を背負って、ナショナルチームの一員としてプレーし、個人戦で53位に終わったが、今回の「オリンピック」でも再びチームジャパンの一員としてプレーできることにとてもワクワクしている、と公式会見で語った。

「アイゼンハワーでもこのコースはプレーしていますし、コースは知っているので、練習ラウンドで情報を集めて、試合でプレーできればいい」

 「アイゼンハワートロフィー」に出場した際も、この場所で「オリンピック」が開催されることはわかっていたという中島だが、この場所に自分がオリンピアンとして戻って来れるとは、意識もしていなかったという。中島は今年からDPワールドツアーに本格参戦し、「ヒーロー・インディアンオープン」で初優勝。現在「レース・トゥ・ドバイランキング」で28位につけている。松山英樹以外の「あと1人」の座をかけて、久常涼、星野陸也と争っていたが、この勝利によって世界ランキングも浮上。オリンピック出場が可能になった。

 メジャー優勝と金メダル獲りは、どのような違いがあるのかを尋ねてみると

「もちろんどっちも勝つのが、最大の目標ではあると思うんですけど、メジャーで勝つのはゴルファーの目標や夢であって、オリンピックで金メダルを獲るのは、ゴルファーである前に、アスリートとして最高の舞台でプレーできるので、そこの価値観は少し違う」と回答。中島の出身大学である「日体大」柔道部の阿部詩が2回戦で敗退したが、兄の阿部一二三が66kg級で金メダルを獲得し、大いに感動したという。中島も過去のプレー経験を活かして、金メダル獲りなるかに期待がかかる。

丸山茂樹監督(左)が練習ラウンドに同伴。キャディは、以前、丸山茂樹の米ツアー本格参戦時にキャディを務めた杉澤伸章氏(中央)。
松山英樹(手前)とグリップ談義。
ガレス・ジョーンズコーチ(上段右から2番目)も同伴して、「オリンピック」に臨む中島(中段右)。

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