Text/Eiko Oizumi
Photo/LIV GOLF
強風が1日中吹き、気温が10度を下回るラスベガスCCで、「LIVラスベガス」の団体戦を制したのは、ブルックス・ケプカ率いるスマッシュGC。通算33アンダーとし、2位の4エイシズGC(ダスティン・ジョンソンがキャプテン)を7打上回った。ブルックス・ケプカにとってはこれで5回目の表彰台(個人戦・団体戦含め)となり、テーラー・グーチにとっては、違うチームで3勝目を飾った(過去、4エイシズGC、レンジゴーツ GCに属していたことがあり、今季からスマッシュGC)。
「このチームの選手たちは皆、勝ち方を知っているし、プレーの仕方もわかっている。今日はタフなコンディションだったが、Gマック(グレアム・マクドウェル)がいいプレーをしていた。このタフな状況でいいプレーができるんだ。それを今日はGマックがやってみせた」
マクドウェルは今季からスマッシュGCに移籍したが、最終日に5つスコアを伸ばし通算9アンダーの5位タイに浮上。LIVゴルフの初期メンバーである彼にとって、個人戦、団体戦を問わず、初優勝となった。
「このチームの一員であることに誇りを持っている。ブルックスには、自分をチームに入れてくれて感謝しているよ。今年から最終日は4人のスコアがカウントされることになったから、かなりプレッシャーを感じたが、このフォーマットはとても素晴らしいと思う。今日は特に僕にとって、大きな1日だった。もっともっと表彰台に登りたいし、スマッシュGCの今年の活躍には、かなり期待が集まっていると思う」
44歳の「全米オープン」チャンピオンは北アイルランド出身で、過去15年間、フロリダに住んでいる。フロリダは、風が強いことで有名だが、強風のシチュエーションでもいいプレーができるコツを体得している。最終日、多くの選手がスコアを崩す中、たった1人、ノーボギーで5つスコアを伸ばした。
また、昨年、個人戦で総合優勝を飾ったテーラー・グーチは、ダスティン・ジョンソンに1打差の2位でフィニッシュ。
「ブルックスの周りに毎日いると、成長できているような気がする。彼はここ10年間で最も素晴らしい選手の1人だし、他にもうちのチームにはメジャーチャンピオンがいる。彼らの周りにいることで、もっといい選手に押し上げてくれるんだ」と語った。