• 国境や人種を超えたスポーツの力とゴルフの愉しさをすべての人に。
  1. ホーム >
  2. ISPSゴルフイベント >
  3. 「ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!...

「ISPS HANDA欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」
首位に5人が並ぶ大混戦。そのうち4人が日本人

Text & Photo/Eiko Oizumi

初日のラウンドを終え、首位に池村寛世(左)、吉田泰基(右)、清水大成ら5人が並んだ。

 第1ラウンド終了後の段階では、「日本」が優勢と言えるかもしれない。

 首位は通算5アンダーで、5人が並ぶ大混戦。そのうち4人は清水大成、吉田泰基、池村寛世、大西魁斗で、もう1人はヤニク・パウル(ドイツ)。日本人4人が首位に立っている。1打差の6位タイには川村昌弘、中島啓太、木下稜介、稲森佑貴、長野泰雅ら12人が並んでいる。なお、第1ラウンドは日没のため競技中断となり、計24組72名がホールアウトできず、残りは26日(金)の6時30分から競技再開した。

 先週はアジアンツアーの「サウジオープン」に出場し、予選落ちに終わった池村寛世だが、今日は7バーディ、2ボギーの65をマーク。「ちょっと不安な部分がある」と言うが、それは先週サウジアラビアでプレーした時のグリーンと今回のコンディションが違いすぎて、距離感が合わないのだという。

「今週、パターを作ってもらっていろいろテストはしているが、距離感が合わない。先週がすごく速くて、今週は先週に比べるとだいぶスピードが遅いので、そこのギャップがありすぎる。ロングパットが残った時に、1.5メートルくらいのパーパットが残っちゃうのが、今の不安なところ」と語った。

 海外志向が強い池村だが、「ここで成績が出れば、自信にもなる」と、今後の海外遠征にも期待を抱く。

「今までは一緒に外国人選手と回ると、雰囲気にのまれる感じがあったが、去年から海外に出始めて、雰囲気にも慣れ、何も気にすることなくプレーできている。外国人選手が自分のプレーに怒っていても全く気にもならず、逆に見ていて面白い。場慣れできていると思う」

 今大会で優勝すれば、スポット参戦ではなく、海外ツアー本格参戦が可能になる。

 また吉田泰基は、4連続バーディを含む、6バーディ、1ボギーの65でホールアウト。「最初から流れがよくて、ロング(ホール)で獲った後に4連続(バーディ)だったので、貯金が作れたのは大きかった」と振り返った。

 DPワールドツアーの選手とプレーして、飛距離とショット力不足を痛感したようだが、「(彼らは)グリーン上で苦しんでいた感じがあった」と冷静に判断。「海外には行きたいが、英語が喋れないので、そこがネック。その時には通訳さんを連れて行きます」と語った。

関連する記事